リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

いろんな人の考えていること

最近、比較的懇意にしている顧客に自分が開業することを話し始めている。

こういうときに、そのお客さんそれぞれが、自分のことをどう考えているかがわかる。
ある元お客さんは、
「さっさと開業した方がいいです!」
「ryoさんなら、開業した方がもっとスキルアップできます、自信を持って!」
とエールをくれる。

別のあるお客さんは、
「辞めるの、いいんじゃないですか。」
「堂々と辞めてください。うちは、引き続き、ryoさんでお願いします。」
「むしろ、信頼できる人に経理や財務を担ってもらいたいから、うちの社員になるのはどうか?」
と前向きに言ってくれる。
その社員になる話はやんわり断りましたが。

その人それぞれが私に思っている印象やその人の頭の中がおおよそ読み取れる。

先週の金曜日に話したお客さんは、
経理はryoさんにしてもらいたくて、税務顧問は引き続き役員Kさんにしてもらいたい」
と言った。
正直なところ、その役員Kより自分の方が税務の知識は自信があるけど、そういうことではなくて、役員Kは、不適切会計にも敢えて見逃したりする、その対応が、その社長にとって「融通がきく」ということなのだ。
でも、社長は、
「ryoさんの力になりたいから、関連の小さい会社の顧問になってね。」
と。
それを言われたその場では、その社長の気持ちに、「は、はい」と言ってしまったが、今はその関連会社の顧問の話もお断りしようかなぁ、と思っている。
結局、その社長自身は人柄はいいかもしれないけど、そういうところ(脱税とか適切な会計処理とか)の意識が低くて、それで役員Kの方が融通がきく、ということなのだから、自分とは合ってないと思う。
私は、やはり、この仕事に就く以上、お金稼ぎのためなら何でもやる、というのではなく、自分の正義感に忠実に仕事をしたいと思っている。


税理士法 第一条
税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。

税理士研修で、耳にタコができるほど、この第一条が唱えられるけど、すごく立派な条文だと思うんだけどな。
うちの役員Kは、なんなんやろな。