東京国立博物館で開催されている美術展に行ってまいりました。
この広告を見て、こんな金屏風があるのかと勘違いしてしまいましたが、この広告は創作です。数多くの「やまと絵」を切り貼りした絵です!
もともと、日本美術は好きなので、まあまあ満足できるものでした。
やまと絵ということで、狩野永徳のゴージャスな屏風や、俵屋宗達などをイメージして行ってしまいましたが、この展覧会は、やまと絵の変遷について丁寧に説明されながら各章に分けて展示されていました。絵巻物が豊富だったので、絵巻物展にした方が良かったのではないかと思います。
とはいえ、屏風などの大きな作品も結構ありました。
また、玉手箱のような螺鈿の硯箱なども何点か展示されていました。
主な出品作品・章構成/特別展「やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」 (yamatoe2023.jp)
よく、歴史の資料集で見る作品「源頼朝像」の実物を見れたのはよかったし、堂々とした威厳が感じられる作品でした。
それと、歴史の勉強ですね、和漢朗詠集に書かれている「倭絵」(やまとえ)の文字を見つけたりと、それはそれで面白かったです。ただ、全体的にこじんまりとしている印象でした。
それにしても、かつて見た、圧巻の俵屋宗達の図屏風などまた見たいなぁ。
以前見た、(今確認したところ15年も前)の「対決巨匠たちの日本美術」展は本当に素晴らしかったですが、ああいうダイナミックな美術展は最近はやっていないのかな。
図録があるので、今振り返ってみても、素晴らしい美術展でした。
運慶VS快慶
雪舟VS雪村
永徳VS等伯
長次郎VS光悦
仁清VS乾山
円空VS木喰
大雅VS蕪村
応挙VS芦雪
鉄斎VS大観