リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

時は来た

こんなタイトルをつけるとおおげさですが、勝手に向こうからやって来たのです。

熟田津に 船乗りせむと 月待てば 
潮もかなひぬ 今はこぎ出でな  額田王

万葉集にこんな和歌がありました。高校生の時に、この和歌を授業で知って、当時の私はこの歌を非常に気に入りました。

その歌の心境が、今ならわかる気がします。

4月20日に、その時はやって来たのです。
いつもどおり出勤して、仕事をしようとしてたときに、前に私がチラッと話した開業の話に前向きだったある役員が、自分の仕事でイライラしていました。

そのイライラを私にぶつけてきたわけです。
その役員の私への指示?に、私は初めは「はい、わかりました」と従っていたのですが、その役員のイライラは収まらず、執拗に私を攻撃し、私から見ると決定的な一言を言い放ったことで、私がキレたのです。しかし、その時はまだ私は退職の旨を言っていません。

その役員は、普段仕事をしているときにまったく感情を表に出さない私がキレたことに驚き、すぐに謝ってきました。
役員「自分の仕事が行き詰まってて、ここ最近ずっとストレスが溜まってて、ほんとごめん。」
「仕事でやりたいことがたくさんあるのに、自分一人ではとても回せなくて、その理想と現実のギャップでストレスが溜まってる。」

そこから、この職場の体制が未熟な点を私が説明したところ、その役員が私を巻き込んで体制作りをすると言い出したので、
「こんなことは申し上げにくいのですが、私は退職して開業しようと思っています。もう、具体的なスケジュールも決めてあります。」
と、告げたのです。

すると、その役員は、
「それはいい!葉山さんが、無事に退職して開業できるように、他の役員達にも掛け合ってサポートするよ!」
と言い出しました。
こう言う理由は、その役員は常々、自分の案件を私に外注させたいと思っていたけど、今は私が他の役員達の仕事も受け持ってるため、その役員が思うように私に仕事を依頼できないためです。

正直なところ、この役員を全面的には信頼できないかもしれませんが、少なくとも私は、随分気持ちが楽になったのでした。
スッキリした、というところが正直な感想です。

その役員との話し合いで、辞める日も前倒しできそうだし、開業直後の仕事の無いという不安からも少しは解放されそうです。

これからは、自由になれる。
すべて自分の責任として降りかかってくるけど、仕事のやり方もわかっているし、自分のやりたいことに邁進できる。自分が頑張ったぶんだけ報酬をもらい、自分の時間を慈善奉仕的なことにも使える。

今のところ、8月末退職、9月開業です。
今やっと、自分の中で思い描いているのではなく、本当の意味で、夢に向かって一歩踏み出したような気がします。
なるようになる、そう信じて、頑張っていきたいと思います。