4月頭から続けた慣らし保育が、4月中旬の1週間の入院で、すべて振り出しに戻り、毎朝先生に預けると号泣する息子。
私がいなくなってもしばらくは泣いて、そのまま眠りにつくこともよくあるらしい。
そんな息子が、今朝もまた、他の子がお母さんと引き離されてエンエン泣いているのを見て、自分も半泣きになっていた。
その後、布オムツを履き替えさせながら、
「今日は笑顔でバイバイできるかな~?」
と話し掛けた。
赤ちゃんだから、当然返事はない。
そして、いざ先生に預けるときになって、やっぱり息子は私のもとから離れたくないと必死に抵抗しながらも、先生に抱っこされて半泣きになりかけた。
が、その瞬間、私の顔を見て、ほんのわずかに微笑んで、手を振った。
私が見えなくなるまで、私の姿をじーっと見ながら、ほんのわずかな笑みをたたえながら手を振っていて、先生も私も驚いた。
「すごいね、笑顔でバイバイできたね!」
駅へ向かう途中もその姿が目に焼きついて、目頭が熱くなってしまった。