リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

敷かれたレールの上

新学期が近づいている。
マンションの上に住む、娘と同い年の男の子は、この春からバイリンガル幼稚園に通うらしい。
聞いたことのない名前の幼稚園だったから、調べてみたら、なんと、英語と日本語のバイリンガルで教育するというだけでなく、9時から夕方5時までカリキュラムがみっちり組まれ国語と算数を勉強させたり体操の先生の特訓で、卒園時に小学校3年生レベルの学力と体力を身につけるという幼稚園だった。

この競争の激しい東京で、10代になる頃には嫌でも勉強などの競争に巻き込まれるんだから、小さいうちぐらいノビノビと過ごさせてあげたいと、自分の子には思っていたけど、考え方は人によって色々だ。

確かに、保育園よりは幼稚園の方が、教育機関だし、子どもの能力を伸ばすにはいいのかなぁと思ったことはある。

我が子に最高の環境を与えたい。親が子を思う気持ちはどこの親も同じだろう。
子どもは、自分以外の子がどんな環境で一日を過ごすか比較するすべもなく自分の環境しか知らないから、与えられた環境が普通だと思って成長していくんだろうな。

所詮、子どもなんて親が敷いたレールの上を走っていくだけなのかな。
何をもって素晴らしいと言えるのかな。
英才教育を受けて、優秀な大学に進学すれば幸せと言えるのかな。周りからは一目置かれるよね。立派な職業にも就けるかな。

親の期待が重すぎると、子どもは潰れてしまわないかな。子どもって純情で、親の期待に応えようとしてしまうものでしょう。無関心はダメだけど過度な期待も禁物だと思ってる。

なんにせよ、人は人。ご近所さんの教育方針に口を挟むつもりもない。
自分の子がまっすぐ、まっとうな道を歩むことができればそれでよい。