リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

こどもの日

昨日はこどもの日だった。
それなのに、私は我が子を叩いた。

なんてひどい親なんだ。
ことの発端はささいなことだ。しかし、その時の感情や状況は、ささいなこととは言えないものだった。

最近の娘は、イヤイヤ期真っ盛りで、手に負えない出来事ばかりだ。自分でできることが増えてくる一方で、できないことへの苛立ちや怒りも多いようで、癇癪を起こして泣きわめくことも多々ある。

私は、自分自身が叩かれて育って、それによる悲しみが大きかったので、母と同じ過ちは繰り返したくないと、普段は一切手はあげないようにして娘に接している。

そもそも娘に対して怒りの感情を生じさせないように理性で感情をコントロールしていて、ごくたまに怒りが生じたときもその感情を圧し殺して、表には出さないようにしている。
手も出さないけど、無視したりして精神的な暴力となってしまうことも、一切やらないようにしている。
娘が手に負えないときは自分への試練ととらえて、子どもと最大限向き合おうとしている。
でも、それがストレスになっていることはあるのかもしれない。

昨日は娘から私を叩いてきたので、私も「いい加減にしなさい!」と、ぺちんと頬を叩いた。
娘はショックだったかもしれない。泣きまくってパパに抱きついていた。普段は夫の方が怖くて、夫はダメなものはダメという主義で妥協を許さない性格だけど、このときは、娘に逃げ場を与えてやらないといけないと思い、夫に「私が怒ったから、(娘に)やさしく対応してあげて。今だけは絶対怒らないで」と言った。

娘はしばらくしたら落ち着いて、就寝時間を2時間も過ぎていたこともあってか、すぐに眠りに落ちた。

育児は一筋縄ではいかない。仕事よりよっぽど精神的に鍛えられると思う。こっちの方がつらい。
普段も我慢しているのに、こうして怒りが生じてしまったあともいちいち後悔したりして。うまくはいかない。

娘の「こどもの日」はこうして、普段怒らない母親に叩かれてショックで泣きながら眠りに落ちて終わったわけだけど、決して一日がすべてこんなふうに過ぎたわけではない。

この日は、朝から近くの公園に繰り出し、大きな鯉のぼりの下で昼まで滑り台やらで遊んだあと、夕方からは買い物に行き、娘のほしいキャラクターのパンツやら靴下を買って、夕方はおいしい外食で家族みんな笑顔で家路についた。

その夜、娘は、今まで全くできなかった「トイレでうんちをする」というのができた。本人はそれが大喜びだったのだ。
たいそう自信につながったようで、しばらく機嫌よくあれこれ遊んでいたけれど、その後お風呂の時間になってから、例の癇癪が起きたのだった。

何か本人にとって大きなことがひとつできるようになると、それによる感動やら喜びやらと反対に、脳の中で負の働きをする何かがあるのかもしれない。

私は、娘の成長を単純に喜ぶだけではなくて、そういったことも念頭におきながら娘の成長を見守っていかないといけないと思う。