リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

かけがえのないもの

娘が笑う。娘は私に笑顔になってほしくて、変なことをしたり、私が笑ってると自分は何が面白いのかわからなくても、一緒に楽しそうに笑う。

子どもが生まれるまで、こういうことはなかった。

私は自分自身が子供のときからいつもどこか冷めていて、それでも学生の頃は楽しく生活していたとは思うけど、社会人になってからはつまらないことが多くなったのか心の底から笑うことも少なくなっていた。作り笑いもうまくないし、そんなことをする必要もないと思っていた。

社会に出てからは我慢することが多くなって、妥協も多くなって、社会人としての年数が経てば経つほど、ちょっとしたことでは感情の起伏が起きないようになっていった。常に淡々としている分、怒りも喜びも悲しみもあまり感じないようになっていた。

でも、娘は、怒りも喜びも悲しみも全身で表し、嫌なことがあると泣き叫び、うれしいとケラケラ笑っている。
疲れた表情の私に、自ら面白い動きをして見せて、それでも無表情の私に、
「ママ、わらって」
という。
何が面白いのかよくわからないけど、私がにこりとすると、さらに変な動きをして見せてケラケラ楽しそうに笑っている。私も、なんとなく楽しいような気分になる。

娘のおかげで随分生活に彩りが生まれたような気がする。育児は大変なことも多いし、特にイヤイヤ期は、こっちが試されているのではないかと思うくらい精神的に忍耐強くならなければいけない場面が多いけど、それ以上に与えてもらっているものの方が多い。

ありがとう。あなたのおかげで、脱け殻みたいな人間が少しは人間味を帯びてきたような気がする。無機質だった毎日が、楽しく感じられる。

これからも大変だけど、ともにがんばろう。
いつまでも、二人目の子が生まれても、今の思いは忘れないように心がけよう。少しはいいお母さんになれるよう、これからもできることをがんばっていきます。