リフレッシュの時間

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「假屋崎省吾の世界展」

先月、8/2まで三越日本橋本店で開催されていた「假屋崎省吾の世界展」に行ってきました。

チケットをいただいたので行ってきたのですが、お花の展覧会に行ったのは初めてでした。

すべての作品が大きくてダイナミックで、正直なところ、いいのか悪いのかよくわからなかったです。色合いも、けばけばしく感じるショッキングピンクに塗った木を合わせたり、真っ赤に塗った椰子の葉をたくさん一緒に生けてあったりと、私にはよくわからない世界でした。

生け花って、自然のままの生きた花や木を生けるから美しいのでは、と思ってしまいましたが、まあ、いろんな世界があるものです。

きっと、これが、假屋崎さんの個性なんですね。假屋崎さんの経歴を拝見しましたが、若くして才能が開花して様々な賞を受賞していたので、その道では素晴らしい感性をお持ちなのだと思います。

私は平凡なのか地味なのか、「わびさび」みたいなのが好きなんですね、きっと。日本庭園の枯山水とかの方が落ち着くし、美を感じます。

その時々の時代で画期的なパフォーマンスをしたアーティストは、それがその時代の風潮にピタリと合致すると高く評価されますもんね。
安土桃山時代狩野永徳とかも、当時は非常に画期的で、織田信長とか豊臣秀吉のお気に入りだったんですもんねぇ。
そう考えると、假屋崎さんは、現代の華道での画期的アーティストということですよね。

お花の世界も優美で素敵ですね。昔からの伝統的な流派とかの展覧会は一度行ってみたいなぁと思いました。

女性はお花が好きな人が多いのか、私の周りにも、昔から趣味で華道を習っているという友人や、ドライフラワーのフラワーアレンジメントを習い事にしている職場の同僚などがいます。
私などはお花の世界とは今まで無縁で、観葉植物を育てているくらいです。

育てやすいと花屋さんに勧められたフィカス・ベンガレンシスというゴムの木なのですが、3~6月頃にみるみる枯れてしまい、先月土の入れ替えをして、改めて観葉植物の育て方の本を買ってみたのでした。

植物を育てることも、愛情なんですね。植物も生き物なんだなと改めて感じながら育てています。
毎日、土が乾いてないか、虫がついてないかと様子を見て、その様子に合わせて水やりや葉を拭いたりして対応して…。
育てやすいというから定期的に水さえあげとけば勝手に育つと思っていたら大間違いでした。
今では、枯れずに、小さな若葉がたくさん大きな葉っぱになり、すくすく成長しています。

やっぱり、植物もありのままの姿が一番きれいなんじゃないかと思います。だから、花や葉っぱがちょっとしたアクセントにしか見えない假屋崎さんのアートは、私には馴染めないです。