リフレッシュの時間

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“ゴッドファーザー”

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原題:THE GODFATHER / MARIO PUZO'S THE GODFATHER 
製作年度:1972年 製作国:アメリカ 上映時間:175分
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランドアル・パチーノジェームズ・カーンジョン・カザールダイアン・キートン
    ロバート・デュヴァルタリア・シャイア

コッポラの代表作“ゴッド・ファーザー”、ついに見ました!

なんと1972年の作品ですが、古さを全く感じませんでした。
イタリア系マフィアの生活・仕事ぶり、他の「ファミリー」間との抗争など非常に面白かったです!

ニューヨーク付近を牛耳っていたマーロン・ブランド演じるドン・コルレオーネの権力が徐々に衰退するにつれて、コルレオーネ・ファミリーを追い出そうとする他のファミリーが台頭し、
対抗するファミリーにドン・コルレオーネが撃たれ生死の境をさまようほどの致命傷を負ってしまいます。

初めは堅気の世界で生きていた大卒のマイケル(アル・パチーノ)は、父親・ドンが撃たれたことをきっかけに
ついにマフィアの世界に手を染め、次第にその世界にどっぷりはまっていきます。
この作品では、その初めは一青年だったマイケルが徐々に頭領となっていく姿が描かれています。



マフィアの生活はなかなか興味深かったです。
結婚式でも必要以上の写真は厳禁で、カメラマンが無駄に撮るのを怒ってその場でカメラを破壊していました。
ドン・コルレオーネが病院に入院した際には、護衛の者が、敵のファミリーから買収された警官によって取り除かれたり、一方でイタリア系移民から信頼されているドンのお見舞いに花束を持ってくるパン屋もいました。

マフィアと言っても、ドン・コルレオーネは、むやみやたらに人を殺さない恩義に篤い人物で、
「麻薬に手を染めてはダメだ」という考え方など明確な信念を持っていて、好感を持てました。
そんなドン・コルレオーネが敵のマフィアから狙われたのは、
ドンが芸能界と政界に強い人脈を持っていたためで、それを「独り占めしている」と嫉妬されたわけです。

マフィア界の一番の実力者ドン・コルレオーネが死んでからは、5大ファミリー間の戦争状態です。
結局、その世界を支配している最有力者がいなくなると
無秩序状態になって争いが絶えなくなるというのは、どの世界にも共通することなんですね。



演技は、マーロン・ブランドの圧倒的な存在感が凄かったです。

その息子のマイケルを演じているアル・パチーノもよかったけど、個人的には
マーロン・ブランドの片腕として働いていた弁護士のトム(ロバート・デュヴァル)がずっとよかったです。
聡明だし、問題に対する適切な対応の仕方をわきまえていて、マフィアとは思えない紳士的な人物でした。
ロバート・デュヴァルの現在の姿を見て、驚きました(笑)。もう30年以上経ってるから仕方ないかぁ。
この作品でのロバート・デュヴァルはかっこいいですよ~~!!

アル・パチーノは、背が低いんですねぇ。彼女役のダイアン・キートンと背の高さがほぼ変わらなかったです。

さすが名作だけあって楽しめました。
マフィアの男の世界にかっこよささえ感じました。殺し合いは嫌いですけど。
観終わってから、あの「ゴッドファーザーのテーマ」曲が頭の中でずっと流れて離れません。

“ゴッド・ファーザー PARTⅡ”も面白いのかなぁ。