⇒公式HP
ドビュッシーの曲の作風は、当時は音楽界での「印象派」と呼ばれていたそうで、それは、その作曲の仕方が、美術界での印象派と同じような手法―自然から印象を得て作曲する―だったからだそうです。今では、ドビュッシーは音楽界の象徴派に位置付けられているそうですが、そのあたりの解説も詳しくなされていました。
公式HPの解説が非常に丁寧なので、載せておきます。⇒公式HP「展覧会について」
この波の模様にインスピレーションを得たのか、波のしぶきのみが描かれたものもありました。
確かにこのデフォルメ、現代から見ても非常に面白いよね。
この間行った『真珠の耳飾りの少女』のマウリッツハイス展のような、これと言って強烈なインパクトのある作品があるわけではなかったですが、展示会場全体に流れるドビュッシーの音楽を聴きながら絵画を眺めるというのは、今までの美術展にはあまり見られない試みだと思いますし、これがまた快適で、癒されました。
今まであまりドビュッシーの曲を真剣に聞いたことがなかったのですが、印象派と同時代で、作品の作り方が似ていると言うだけでも、興味が湧き、今後聞いてみようと思いました。なので、ドビュッシーに詳しい方がこの美術展を見るともっと楽しめたことでしょう。詳しくなくても十分よかったですけどね★
音楽にしろ美術にしろ、“美”に触れることはいいですね。心が浄化され研ぎ澄まされるような気がします。