リフレッシュの時間

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『テイキング・ライブス』

なんだ、この映画は。ここ最近見た中でも稀に見る酷い話だわ。
私の大好きなイーサン・ホークの役回りも最低だし、話の展開も説得力ゼロでした・・・。
 
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原題:TAKING LIVES  製作年度:2004年 製作国:アメリカ 上映時間:103分
監督:D・J・カルーソー   脚本:ジョン・ボーケンキャンプ
出演:アンジェリーナ・ジョリーイーサン・ホークキーファー・サザーランドジーナ・ローランズ
    オリヴィエ・マルティネスチェッキー・カリョジャン=ユーグ・アングラードポール・ダノ
 


以下、ネタばれします。
 
以前からこの映画のタイトルとだいたいの雰囲気は分かってたけど、怖そうだから今まで観てなかった。たまたまGyao動画にあったから観てみたけど、あまりに酷くてガックリだわ~。
 
何より、イーサン・ホークが、私が今まで観た映画の中で一番最悪な役柄だった。途中までは、「イーサン・ホークってやっぱりいいわ~」なーんて思って観てたけど、話が進むにつれて「まさか・・・」、そして「最悪・・・。」
決してイーサン・ホークの演技について言っているのではなくて、彼自身は狂気をはらんだ殺人者役をうまく演じていたとは思うけど、とにかくこの脚本が甘くて、せっかくイーサンが演じているというのに、残念でした。
イーサン演じるコスタ(マーティン)って一体何なんだ?母親をそこまで憎んでいる殺人鬼ということなら、さっさと母親だけ殺して終わりにしてしまえばよかったのに。それに、一人でいるところをいつでも襲えたんだから、敢えて自分が犯人だと分かる公共の場で(さらに自分の好きな人に自分の正体がばれるように)殺す必要ないよね。
ちょっと理解不能だけど、殺人鬼はこういう意味不明な心理だということを言いたいんかな。
 
だいたい、アンジェリーナ・ジョリー演じるFBI捜査官も、一体何なんなんだろう。FBI捜査官のくせに一番やってはいけない過ちを犯しているよね。それでも周囲は「大丈夫、大丈夫」って感じだし、唯一、彼女の行動に怒っていたパーケットというモントリオール警察の刑事が一番まともなんじゃないだろうか。
 
最後のオチもなぁ・・・ 強くたくましいアンジーが相手となると、独身男性を数十人も殺してきた殺人鬼もイチコロなんですかね。もうちょっと考えてほしいわ。いっそ、もう永遠に捕まらないで逃亡し続ける終わりの方がマシだったかもな。銃が家中の至る所に隠してあるのは一瞬で見破れるのに、一人の女性の妊娠が演技かどうかは見破れないもんなんですかね。
 
とにかく突っ込みどころ満載だわ。
この映画は何を伝えたかったんですかね、アンジーの魅力かな。確かに、アンジーが笑った時かわいかった。
アンジーはいいけど、もう、こんなイーサン、忘れよう。