リフレッシュの時間

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『痛いほどきみが好きなのに』

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原題:THE HOTTEST STATE  製作年度:2006年 製作国:アメリカ 上映時間:117分
監督・原作・脚本:イーサン・ホーク
出演:マーク・ウェバーカタリーナ・サンディノ・モレノ、ソニア・ブレガ、イーサン・ホークローラ・リニー
    ジェシー・ハリスミシェル・ウィリアムズ、フランク・ホエリー、リン・コーエン
 
イーサン・ホークが1997年に執筆、出版した自伝的小説“THE HOTTEST STATE”を映画化したものです。
 
イーサン・ホークはずっと好きだから、この映画が制作された時から注目していたのですが、
邦題が「純愛」っぽいのでためらっていて、今頃になってやっと観ました。
 
映画の中では、21歳の主人公ウィリアム(マーク・ウェバー)が、歌手希望の女の子に恋をして、
一時は一緒に過ごしたもののあっという間に別れが訪れてしまう話でした。
その二人の関係を中心に描きながら、遠い昔に別れた父の姿を追うものになっています。
 
その父役を、イーサン・ホークが演じています。お母さん役は(これまた私の大好きな)ローラ・リニー
お父さんは、ウィリアムが生まれたテキサス州に今でも住んでいて新しい家族を築いています。
お母さんは、恋愛好きなのか、新しい恋人ができたと目をキラキラさせてウィリアムに語っています。
 
俳優を仕事としているウィリアム。彼女への思いが人一倍強くて、彼女にはそれが重かったよう。
ウィリアムの心の純粋なのが伝わってきました。彼女について、ひたすら悩み続けます。
彼の彼女についての悩みは、どういうわけか、もう3歳の頃から会っていなかった、声も聞いたことのなかった、
テキサスにいる父のもとへと彼を動かしていきました・・・。
 


映画を見ながら伝わってくるものがぼんやりしていて、観ている側としてもボンヤリした感じでしたが、
今振り返ってみると、なんとなくわかるような気がします。うまく言えませんけどね
 
この原題の直訳『一番暑い州』は、ウィリアムがまだ小さいときに、「テキサスは一番暑い州だ。一番暑いけど、僕はここが好きだ。」と書いた詩で、お父さんがウィリアムに会った時に言ったセリフでした。
そのあたりのお父さんとウィリアムとの再会場面は、ウィリアムがにくたらしかったけど、よかったです。
 
私の好きなローラ・リニーイーサン・ホークもほんの少ししか出てこなくて物足りなかったですが、イーサン・ホークについてさらに知ることができたという意味で、イーサン・ホークのファンとしては見てよかった映画でした。