リフレッシュの時間

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“いまを生きる”

以前観たことがあったのですが、久々に観たくなって見てみました。

イメージ 1原題:Dead Poets Society 製作年:1989年
製作国:アメリカ 上映時間:128分
監督:ピーター・ウィアー
出演:ロビン・ウィリアムズイーサン・ホーク
   ロバート・ショーン・レナード、ジョシュ・チャールズ、
   ゲイル・ハンセン、ディラン・カスマン、
   アレロン・ルッジェロ、ジェームズ・ウォーターストン、
   ノーマン・ロイド、カートウッド・スミス

この映画は本当にいい映画ですよね。代表的な青春映画だと思います。

アメリカの全寮制の名門校で育つ高校生たちを描いた作品です。
名門ゆえに厳格な規律で縛られ、優秀な大学に入学することが当然とされている生徒たち。

そこへロビン・ウィリアムズ演じるキーリングという英語教師が赴任されてきます。
キーリングは、詩の授業を通して、生徒たちに
教師や親の言うがままに名門大学に入学することだけが人生ではない、と伝えていきます。

“Seize the Day”「いまを生きろ」

先生にも親にも逆らえない「いい子」の生徒たちは、キーリングの授業を通して、
キーリングが真に伝えようとしていることを感じ取っていき、各々の道を探し始めます。

原題の和訳“死せる詩人の会”は、この名門校の卒業生であるキーリングが
学生だった頃に仲の良い友人らで作った、洞窟で詩を読む秘密の会のことですが、
キーリングのメッセージに刺激を受けた生徒たちはこの“死せる詩人の会”を復活させます。

頭で考えるのではなく、心で感じること。
詩は人間だからこそ感じ作ることができるもの。

キーリング先生の授業は、この多感な時期の高校生にはとてもいい授業だと思います。
この映画は、その有意義な授業内容から学生時代に見るのがベストかもしれません。
私も学生時代にこれを見たときは随分感銘を受けた記憶があります。
いまはもはやある程度人生の方向性が決まりつつあるので、その時よりは感動も少なめでした。
とは言え、もちろん、人生の節目節目に「いま」を確かめるためには有意義な作品だと思います。

イーサン・ホークは、臆病で内気なトッドという生徒を演じていますが、
授業で詩の発表の場面や友人の不幸に悲しむ場面での演技はさすがでした。
最後の場面も好きです。一番臆病だったトッドが最後にキーリング先生に示した行動。

イーサン・ホークって、少し陰のある普通の庶民の役がはまりますねー。
自然とそういう役が多い気がしますが、“大いなる遺産”や“ガタカ”もそういう役だったし。
やっぱり好きな俳優です。