リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

【トルコ】ヒエラポリス

前回ご紹介したパムッカレと同じ場所に、古代遺跡があります。
この遺跡が、ヒエラポリス文化遺産)です。

ヒエラポリスとは、B.C.190年にペルガモンにより作られた町です。
その後、ローマの領地となり、この遺跡の多くがローマ時代の2、3世紀に建造されたとのことです。

イメージ 1ヒエラポリスの都市に入る前に
墓地がありました。
石のお墓群です。
家ほどの大きさの墓もありました。

この墓地にはとにかく蜂が多かったです。ガイドの説明より蜂に気を取られました。
トルコでは、蜂の巣のままの蜂蜜も売っていたので、トルコ一帯に蜂が多いのかもしれません。

イメージ 2映画『グラディエーター』にも出てきた剣闘士のお墓です。

墓地を通り抜けると、ヒエラポリスの都市の門があり、その門をくぐると教会などが並んでいました。

そのままずっと行くと、ヒエラポリスの「ダウンタウン」に入ります。
(ガイドさんは英語専門だそうで、英語混じりの説明でした。)
イメージ 3


男女別の公衆トイレが脇にあって、その公衆トイレは水洗式だったり、
人が通る歩道はアーケードになっていたり、水を飲む泉があったり、街全体が近代的に感じられました。

この写真の真ん中の道は車(馬車や戦車)が通る道ですが、この道路の下に下水道が走っているんですよ。
日本がまだ弥生時代ぐらいのときにここまで街が発展していたなんて、やはりローマ帝国はすごいですね。

ヒエラポリスの劇場です。
イメージ 4

これは非常に保存状態が良くて、遠くまで来た(疲れながらも長い上り坂を登った)甲斐がありました。
ローマにあるコロッセオにも訪れたことがありますが、外観はコロッセオのほうが立派ですが、
内観はこのヒエラポリスの劇場のほうが保存状態がよいです。

イメージ 5向かって下にある扉が、猛獣が登場した扉だそうです。
まるで古代ローマにタイムスリップしたみたいでした。

イメージ 6これはなかなか面白いと思うのですが、遺跡の上に温泉水が溜まったのをプールとして利用しています。

ヒエラポリスはなかなか見ごたえがありました。
キリスト教の教会もいくつかあり、なかにはネロ帝が作った浴場を後から教会に利用した建造物もありました。

トルコという国は、歴史が古いだけでなく後から後から違う民族や国家が入ってきたので、
後から来た人がその跡地を別の目的に再利用したという興味深い一面を見ることができました。