リフレッシュの時間

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【トルコ】カッパドキア-2-ウフララ渓谷

前回記事を書いてから少し時間が空いてしまいましたが、カッパドキアの続きです。

早朝に気球に乗った日、一度ホテルに戻って朝食を取ってからウフララ渓谷へと再出発しました。
ウフララ渓谷は、カッパドキア地域の南のほうにある渓谷で、歴史的にも面白い場所でした。

イメージ 1この断崖絶壁の下に川が流れており、その川に沿ってのハイキングでした。

断崖絶壁も下から見るとこんな迫力で、圧倒されます。

イメージ 2



イメージ 3この地域は、昔キリスト教徒が住んでおり、
この断崖絶壁の岩を掘って住居としていました。
そのため、このウフララ渓谷にはキリスト教の教会が数多くあり、
4世紀のものさえあるそうです。これは教会の入口です。

教会の中に入ってみると、イエス・キリスト聖母マリアの像、聖書にある場面などの壁画がありました。
壁に「しっくい」を塗って、その上に色を載せて描くフレスコ画です。
そして、興味深いのは、その壁画のどの人物も目の部分が削り取られていることでした。

キリスト教徒が住んでいたあとにやってきたイスラム教徒が、イスラム教では偶像禁止なので、
その像の目を消してしまったということでした。教会の数が非常に多く、そしてどの教会にも壁画があったので、
壁画の数も大変多いのですが、そのすべての壁画の人物像の目または顔が消されていました。
これもまた歴史の一面なのだと感じました。「偶像禁止」というのはこういう形でも現れるわけですね。

イメージ 4川沿いにあちらこちらに
住居の跡が見られました。
大きい穴は人の住んだ住居の
入り口ですが、たくさんの小さい穴は人が作った鳩の家です。
鳩の糞を肥料にしていたそうです。

イメージ 5来た道を振り返ってみると、
凄い迫力の岩山です。
途中、小遣い稼ぎに小さな林檎を売る子どもがいたり、人を運ぶためのロバがいたりしました。
また、川に足をつけながら食事ができるお店があり、そこで昼食をとりました。
ただ、食事中とにかく蜂が多すぎて、冷や冷やしっぱなしでした。

日差しが強く暑い日でしたが、川の流れが心地よく、歴史にも触れることができたハイキングでした。