余震がおさまらないですね。被災地の方々のために、そして原発のために、もう勘弁してほしいです。
ひっきりなしに揺れていては原発の作業員の方々の作業が進まないのも当然だし、被災地の方々も復興に向けて一歩踏み出せないと思います。東京も揺れているけど、大きくても震度3、4レベルなのでたいしたことはなく、一時的に作業が中断することはあっても、電車も普通に走っているし経済活動もほぼ通常通りだと思います。
震災前は映画を見まくっていたけど、なぜか映画に心が向かなくて、音楽ばかり聴いています。
音楽は相変わらずモーツァルトを片っぱしから聴いていて、たくさんのアルバムを聴いていますが、なかでもこのアルバムはなかなか面白かったので、ご紹介します。
「モーツァルトはポップスターだった!!」というキャッチコピーがついていました。
THE BEST OF MOZART SELECTED BY 葉加瀬太郎
2006年5月3日発売演奏:1,3~9番…チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
このアルバムは、葉加瀬太郎さんが「もしモーツァルトが生きていてライブを行ったとしたらこんな選曲、曲順かな?!」と集めたオムニバスです。有名な曲もいくつかあるけど、あまり聴いたことがなかった曲も入っていて楽しめました。DVDもついていて、モーツァルトを愛したチェコでのモーツァルトの足跡を辿る内容です。
順番に聴くと、「えっ?!」と驚くのが10番目の「ピアノ協奏曲第21番ハ長調第2楽章」。葉加瀬太郎さんがポップスっぽくアレンジしています。女性の透き通る声と共に、現代風のリズミカルなベース(?)。クラシックばかり聴いていたから、この曲を初めて聴いた時は、「なんやこれ!変なの!」と思ったのですが、何度も聴いているうちにリズミカルなベースと葉加瀬太郎さんの奏でるバイオリンの音との調和も心地よくなってきました。
でも、私が今一番気に入っている曲は、8番目の「ピアノ協奏曲第23番イ長調 第2楽章」です。
繊細で、悲しいメロディです。ピアノの音が切なく耳に響きます。今は一番この曲がしっくり来る。
切ない中に安らぎが得られる気がします。悲しくなってきますが、今のこの春という季節に合っているのかもしれない。ピアノの音も透き通っていてきれいです。
悲愴感漂いまくっている7番目の「交響曲第40番ト短調第1楽章」の途中から、盛り上がっていくところ(下のyoutubeだと6分過ぎたあたりの箇所)の一番下のパートの鈍い音(管楽器と思われるが何かわからない)が奏でる地味なメロディも好きです。この交響曲第40番って、全楽章を何度か聴いていますが、全体的に暗いよね~。
今日は明るすぎる曲はダメみたいです。ちょっと疲れてるのかな~。