リフレッシュの時間

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“クーザ” シルク・ドゥ・ソレイユ

 
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何度見ても、凄いものは凄いです。見るたびに勇気を与えられる気がします。
 
今回は、舞台の奥にあるミュージシャンたちにスポットが当てられる場面が何度かあり、ドラムの人が独奏を披露したり、女性シンガーに注目が行くような場面もありました。
シルク・ドゥ・ソレイユは、肉体の極限と、衣装・美術と、そして音楽の融合ですね~。
 
クロバットも、「そこまでやるか」と思ってしまうほどのパフォーマンスが多くありました。
 
最も息を飲んだのは、命綱なしの回転ホイールでのパフォーマンスで、勢いよく回転するホイールの外側で、縄跳びのあや跳びをしたり、大きくジャンプしてポーズを決めたりしていたものです。
 
HPの「パフォーマンスの紹介」にある『ホイール・オブ・デス』です。
 
大変なスピードで回転しているので、そのホイールの外側でジャンプなどすると、その瞬間にホイールは動いていくので、うまく着地できなければ、その鉄のホイールや周りの機械にぶつかって重傷を負うと思います。パフォーマーたちもわざとなのか、ヒヤッとする場面を何度も作る(着地が危うい、ギリギリの着地をしたりする)ので、そのためか、私は観客として見ているだけなのに、あのジェットコースターで味わうような、心臓が宙に浮くような感覚を味わっているようで、気が気でなかったです。というか、明らかに心臓に良くなかったです。そのパフォーマンスが終わった時、周りは大興奮でしたが、私は多少グッタリしました。
 
その次に、これもまた息を飲んだのは、綱渡りの上で自転車に乗り、さらに、その前後に並べた自転車2台に棒を置いて、その上に椅子を置き、その椅子の背もたれの上に立つパフォーマンスです。
このパフォーマンスは、さすがに下にネットが張られてたけど、だからといって必ずしも安全とは言えないですからねぇ!
 
今回は、冷や冷やするパフォーマンスが結構多かった気がするけど、気のせいかなぁ。
他にも、高くジャンプして空中で何回転もするパフォーマンスなどおなじみのものもあったけど、それ以上に冷や冷や系がかなり強く印象に残りました。私は、冷や冷や系は見ていてドキドキして落ち着かないので、まだぴょんぴょん跳ねるものや人間ピラミッドとか、バトントワリングなどの方が好きなようです。
 
でも、今回のストーリーや登場人物は、いつもより面白かったと思います。この公式HPトップにも出ているトリックスターの動きなどがユニークで、トランプのジョーカーのイメージでした。クーザの世界を創っているそうですが、主人公の男の子との架け橋のようになっていて、服装も面白いし、好きなキャラクターでした。
 
衣装はやっぱり華やかだし、見ているだけでも楽しいですねぇ~。
観客が舞台に連れられるパフォーマンスもあって楽しめました。その中でも一番面白かったのは、観客席が一つだけポーンと上に上がったものです。あれ、もし自分がその席だったら、驚きで頭の中真っ白になりそうです。
自分以外の観客全員から一度に注目を浴びますし。でも、ああいう仕組み、面白いですね!観客もパフォーマンスの一部だと感じます。
 
やっぱり、たまに見ると完全に非日常の空間だから、楽しめました!いつかまたラスベガスに行って、また違うショーを見てみたいです。こんなにたくさんの種類の公演をしているシルク・ドゥ・ソレイユ、改めて凄いなぁと感心してしました。