リフレッシュの時間

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『ミザリー』

TV録画で見ました。キャシー・ベイツ、こわ~~~。
 
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原題:MISERY  製作年度:1990年 製作国:アメリカ 上映時間:108分
監督:ロブ・ライナー  原作:スティーブン・キング
出演:ジェームズ・カーンキャシー・ベイツローレン・バコール、リチャード・ファーンズワース、
    フランシス・スターンハーゲン
 
【あらすじ】  ネタばれなし
ポール・シェルダンジェームズ・カーンは、爆発的人気小説『ミザリー』シリーズの作家。自分の創作活動をより幅広いものとするため、主人公ミザリーを死なせてこのミザリー・シリーズを終わらせようと考えていた。
 
渾身の私小説を書き終えたある日、吹雪の中を車で走っていると、タイヤがスリップし、車は横転。重傷を負ったが、そこへアニーキャシー・ベイツが現れ彼を助ける。アニーは、自称「世界で一番のミザリー・ファン」であり、元看護婦でもあったので、ポールを自分の家で看病しはじめる。
 
ミザリーの話になると目を輝かせる彼女は、初めは、純粋なミザリー・ファンにも思えたのだったが、ポールの私小説を読み、凄い剣幕でポールに文句を言うなど時折異常な面を見せ始めた。そして、『ミザリー』の最新刊でミザリーが死んだことを知るや否や、ポールを「人殺し!」と罵り、暴れまくる。その様子は明らかに尋常ではなく、殺されかねない雰囲気。
ミザリーを生き返らせる新たな章を書け」と迫るアニー。両脚を複雑骨折し身動きできない上に、アニーに部屋に鍵を掛けられ閉じ込められたポールは、彼女に従わざるをえず、新たな章を書き始めた・・・。
 


【感想】
恐ろしい映画でした。キャシー・ベイツ怖すぎ・・・。特に最後のシーンは見ていられませんでした。
アニーの異常さが鳥肌ものでした。普段は普通なのに、何かちょっとしたことがあると目がギョロギョロっとして、途端にヒステリックに叫びまくる、罵る、暴れる・・・。骨折している両脚を物で殴る・・・。
 
普通の状態の時に「ワタシ、ちょっとカッとしちゃうところがあるのよ」などとポールに言っていたけど、「カッと」どころじゃないでしょう。鬼になるとかそんな程度ではないですね、とにかく恐ろしいです。
その恐ろしさが、幽霊とか超常現象とかそういう類いのものではなく、人間の中に備わっている狂気であって、それをキャシー・ベイツを見事に演じているもんですから、余計に怖いです。
 
人間の狂気ってああいうのを言うんでしょうね。プッツン切れたとかそんなレベルじゃないですね。
彼女は、生まれたての赤ん坊をも何人も殺したことのある殺人犯だったわけだし。
今まで観た映画で、狂気の沙汰をここまでリアルに描いているのは初めてじゃないかと思ってしまうほどでした。
 
幽霊ものとか宇宙人ものとかより、真に迫っていて怖かったです。