リフレッシュの時間

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“ダークナイト”

やっと“ダークナイト”(2008年 アメリカ)観ました~~!

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(まだご覧になってない方がいらっしゃるでしょうから、ネタバレしないようにしますね。)


観終わった一言としては、アメコミが原作とは思えないくらい深く考えさせられる作品でした。

よく、第1作目の続編はつまらない、なんて言いますが、これはむしろその逆でしょう。
全世界の興行収入№2・・・なるほど・・・。納得です。

この作品、バットマンが映っている場面と、ジョーカーが映っている場面とどっちが多いんでしょう?!
人間の持つ、いいところ、悪いところ、弱いところ、そういう様々な人間の一面を見せつけられました。

あらすじは、非常に簡単に言うと、自分以外の人間は誰も信用できないような腐敗しきった世の中で、
バットマンの真の姿を暴こうとするジョーカーとバットマンとの熾烈な心理的闘い、というところでしょうか。

確かにアクション物ではあるのですが、それ以上に登場人物の心の動きのインパクトが大きくて、
いわゆるアクション物とは程遠いです。
そして、ストーリーの流れも、観客を全く飽きさせないものになっていると思います。
「えっ、ここでそんなふうになっちゃうの・・・?」というような、思いも寄らない展開があります。

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俳優は、前作同様、バットマン(ブルース)はクリスチャン・ベール、その他の面々も同じですが、
変わったのは、ブルースの幼なじみのレイチェル役がマギー・ギレンホールになっていることです。
その他、新たな登場人物で、アーロン・エッカートなどが出ています。
そして、何と言っても、ジョーカー役をあのヒース・レジャーが演じています。
彼の演技には驚きました。すごいなぁと感心しました。今年の1月に亡くなってしまったのが悔やまれます。
そうです、この“ダークナイト”は彼の遺作だということです。


全体的に暗い作品ではあるのですが、なかなか考えさせられますし、
また、「信じる」ということの大切さを改めて感じさせられ、感動する場面もあります。

この作品のバットマンも、前作と変わらずヒーローっぽい臭いセリフを言うわけでもなく、一個人であり、
大変人間らしいヒーローです。ヒーローではないのかもしれません。
バットマン」って、悪者ではないけど、正義の味方というわけでもない、でも弱きものを助ける、、
何か複雑なようで、かえってそこが現実味を引き出し、個人的にはすごく興味深いキャラクターに思えます。

また、映像技術もすごいです。特典でついていますが、メイキングの様子や、リアル感を出すための工夫など、
かなり制作費かけて妥協せずにものづくりをしている感を受けました。


この監督、クリストファー・ノーランという人で、脚本も書いているのですが、すごい人ですね。
感心しました。

まだご覧になってない方は、ぜひ(!!!)ごらんください♪♪
期待は裏切られませんよ。