『シン・シティ』

以前観たことがあるのですが、ベニチオ・デル・トロでこの作品を思い出し、再度観てみました。

原題 ： SIN CITY　　　製作年 : 2005年　 製作国 : アメリカ　　上映時間 : 124分
監督 ： ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー、（特別監督：クエンティン・タランティーノ）
出演 ： ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ジェシカ・アルバ、
　　　 　ベニチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ブリタニー・マーフィ、ジョシュ・ハートネット

この映画、最も印象的なのは、基本的にモノクロなんですがところどころに鮮やかな色が置かれているところ。

こんなふうに。
他にも、登場人物のスニーカーだけが赤かったり、また違うシーンでは目の色だけ青かったり、
他がモノクロだけに余計にその色が光ってキレイです。

こんなのも。
その色使いが鮮明で印象的に残ったのですが、内容は……。
正直なところ、大量に人が殺されますし、グロテスクで（モノクロなので若干ましには見えますが）
私の好みの映画ではないです。独特の世界ですよね。

この作品には、大きく分けて３話が入っています。

それぞれの話にそれぞれヒーローがいます。
ブルース・ウィルス編、ミッキー・ローク編、クライヴ・オーウェン編です。
この３名のヒーローのうち２名が死んでいます。
ちなみに、ベニチオ・デル・トロは悪役で、イライジャ・ウッドなんて恐ろしいサイコ・キラーです。
イライジャ・ウッドってサイコ・ホラー的な顔をしている気がするので、余計に怖かったです。

三者三様、雰囲気も性格も外見も全く異なるヒーロー達で、どのヒーローが好きかは人それぞれでしょうね。
私は、ただ単純にかっこよかったクライヴ・オーウェンかな。かっこよくないですか？！
この俳優、最近色々な映画に出ていて、私が観た映画では、『エリザベス・ゴールデンエイジ』や『クローサー』にも出ていましたし、気づきませんでしたが『ボーン・アイデンティティー』にも出演していたようですし、とにかくよく見かける気がします。観るたびに魅力的に思えてきました。

この作品に関しては、グロテスクであまり趣味がよくない作品だと思うのでお勧めはしませんが、登場する各キャラクターが独特で面白いのと、“絵”として面白い映画ではあると思います。漫画をリアルな映画に再現した、というところでしょうか・・。漫画はきっともっと面白いのかもしれませんね。