リフレッシュの時間

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『宇宙戦争』

TV放送の録画で鑑賞。ティム・ロビンスの名前が並んでいたから見たのだけど、失敗でした。
 
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原題:WAR OF THE WORLDS  製作年度:2005年 製作国:アメリカ 上映時間:114分
監督:スティーヴン・スピルバーグ  原作:H・G・ウェルズ
出演:トム・クルーズダコタ・ファニングティム・ロビンスジャスティン・チャットウィンミランダ・オットー
 
【あらすじ】  ネタばれなし
妻と離婚し独身のレイトム・クルーズは、普段離れて暮らす我が子、ロビージャスティン・チャットウィンと10歳のレイチェルダコタ・ファニングを預かることとなった。子どもたちといい関係を築けず悶々としているところに、突如、凄まじい稲光と共に嵐がやってきた。家は停電し、車は操作不能。あらゆる電気系統がいかれて、街中大騒ぎ。
 
街の様子を見に家を出たレイが、人々の集まっている交差点に行くと、その交差点の地面のアスファルトの下から振動が伝わってきて・・・・・・巨大なマシーンが現れる。そのマシーンは、街中の人々を無造作に消し始めた。逃げ惑う人々。レイは、子どもを連れてこの街からの逃亡を図る・・・。
 


【感想】  以下ネタばれあり
なんなんでしょうね、この映画は・・・
こういうのをB級映画というのかなぁ。低予算の映画をB級映画というならこれはB級映画じゃないけど。
 
マシーンが人類を大量虐殺するというのが、ヒーロー物の特撮とかに出てくるシーンのCG版で、滑稽でした。しかし、もちろんコメディなどではなく、トム・クルーズが必死に子どもを守って逃げまくりたびたび真剣に涙する様子を見ると、そのギャップが、なんかこの映画をけなす気を失わせます。さらに、『ショーシャンクの空に』で名演技を見せていたティム・ロビンスがショーシャンクの時とは全く違った風貌で現れ熱演しているので、この映画自体は憎めないです。
 
ストーリー自体も変な展開を迎え、ある時あれほど人類に暴威を振るっていたマシーンが突然灰となっていく。
そして、その原因は、劇中の登場人物たちには知らされない。彼らも「なぜ?」と言いながら、地球外生命が死に、人類には再び平和が訪れるという、なんともめちゃくちゃな結末。映画の最後に、ナレーターが映画を見る我々にその理由を語ってくれたけど、その理由も「は?」と思ってしまう説得力の無い理由で、最後まで一体この映画は何だったのか?と思ってしまいました。
トム・クルーズダコタ・ファニングも熱演していたのに、もったいないよね~。ティム・ロビンスは端役でよかったー。こんな変わった映画の主役だったら、ちょっと、残念な思いが残ってしまいそう。しかし、主役のトム・クルーズは、かえって、必死な演技に好感持てましたわ~