リフレッシュの時間

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『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』

明日は朝から台風で大雨とのことですが、でも、この、台風が来る前の夜を家で過ごす雰囲気、好きです。
台風で交通機関がストップしませんように!
さて、この間TVで放映されていたこの映画、録画して先日見ました。
記事にするかさえ悩みましたが、好きなケイト・ブランシェットが出ているし、とりあえず記事にしておきます。
 
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原題:INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL  
製作年度:2008年 製作国:アメリカ 上映時間:124分
 
【あらすじ】  ネタばれなし
1957年のアメリカ・ネバダ州。大学教授のインディ・ジョーンズハリソン・フォードは、スパルコケイト・ブランシェット率いるKGB工作員に捕まり、ある遺体が収納された箱を探せ、とアメリカ合衆国軍の倉庫に連れてこられた。
その遺体は、かつてインディが関与したことのあるもので強力な磁気を発しており、見事にそれを見つけ出す。
 
遺体を見つけた後、インディは、相棒マックの裏切りに遭いながらも、なんとかKGB工作員から逃げ出す。
ちょうどそのとき、その地域では、ちょうどアメリカ政府が原爆の実験を行われようとしていたのだが、
インディは持ち前の機転の良さで、その原爆の爆風と熱、放射能も避け、無事に帰ることができた。
 
そして、いつも通り授業を行っているところに突然、共産党の疑いをかけられ、大学を休職させられる。
とりあえずロンドンにでも出ようとしていた矢先、見知らぬ青年マックシャイア・ラブーフが現れ、母カレン・アレンとオックスリージョン・ハートのために謎を解いてほしいと、母から預かった手紙を手渡された。
それは、秘宝クリスタル・スカルを見つけ出すというもので、インディは胸をときめかせ、現地へと赴いた・・・。
 


【感想】  以下、少しネタばれあり
インディ・ジョーンズ』と言えばまず浮かぶのが、あの中国人の少年がトロッコに乗って、インディと共に敵と戦った作品なのですが、あれは映画『インディ・ジョーンズ』シリーズの2作目『魔宮の伝説』だったんですね。
子どもの頃に見ましたが、面白かった印象だけ残っていました。
それから3作目が『最後の聖戦』で、ショーン・コネリーが出てきたやつですね。
これらを見たのが子どものときだったから良かったのか、今回4作目になる本作は、正直なところ「う~ん・・・」という感想です。この1~3作を見てからこれを見たらもっと楽しめたのかもしれない・・・。
ジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』は凄い良かったんだけどなぁ!(まあ、内容は全く違うけど。)
 
まず、今回のストーリーの中で一番要らなかったと思う点。
インディとかつての恋人マリオンとの再会~実の息子発覚~結婚・・・のエピソード。
これは必要ないでしょう!それとも、『インディ・ジョーンズ』ファンの人にとっては嬉しいエピソードなのかなぁ。
私は、『インディ・ジョーンズ』のファンじゃないからか、少し冷めてしまいました 
 
しかし話すべてが悪かったわけではないです。KGBとの絡みとかFBIやらが出てきて、今までの『インディ・ジョーンズ』と少し違うような、昔より話を複雑にしようとしているのかなと思うところはありました。
でも結局は宝探しの冒険ですけどね!(それが一番いいんだと思う。)
 
あと一点、今回の秘宝クリスタル・スカルは、もう少し手の込んだ物にしてほしかったです。
クリスタル・スカルは、水晶でできているというガイコツですが、水晶であの大きさならかなりの重さのはず。
みんな軽そうに持ってるから、いかにもプラスチックで出来てます感が出ていて、残念だった。何しろ、考古学者のインディも胸をときめかすほどの秘宝なんだからもう少し凝ってもよかったんじゃないかなぁ。
 
でも、ハリソン・フォードは制作当時66歳という年齢なのに、アクションを見事にこなしていて凄かったと思う。
インディ・ジョーンズ』おなじみの、敵を拳骨でボカスカするシーンもありました。
 
それから、悪役のケイト・ブランシェットも、この地球上に存在しない未知のものへ異常なほどまでに執着する様を迫真の演技で演じていて、さすがでしたが、果たしてこの映画にふさわしかったのかはわかりません。
というのも、こういう映画の悪役ってたいていわざとらしいセリフをわざとらしく言っていて、それがまた滑稽で面白いというところがあると思うんですけど、彼女の場合、このスパルコというキャラクターがかなりリアルで、本当に取り憑かれた人を見ているかのようで、なんか、この映画には少し浮いているような感じがしたからです。
彼女は、やっぱりこういう軽いタッチのアクション、ヒーロー物よりは、心理描写が物を言うような映画のほうが向いていると思います。
 
ということで、大人になって見るからこんな冷めた感想を抱いてしまうのか、いや、アドベンチャー映画でも純粋に楽しめるものはあるし・・・と、あれやこれや考えてしまいました。
スカッと終わってほしかったです。あの最後のくだりがなければ割とスカッとしていたと思います。