リフレッシュの時間

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2010.10.10.『ZED』~シルク・ドゥ・ソレイユ~

昨日はシルク・ドゥ・ソレイユの『ZED』を見てきました。  『ZED』公式HP
(公演のチラシです↓)
イメージ 1
 
2度目だけど、また感動しました (初めて見たときの感想の記事はこちら。)
 
1度目のときは舞台の向かって左端の前から2列目で、自分の頭の上を人が空中ブランコしていたりしたのですが、今回は、中央の13列目。中央なので、舞台の端々まで見えて、全体像を見ることができました。
 
前から2列目のときは、人の息遣いが間近に感じ取られて、それで興奮しっぱなしでしたが、
今回は、やはり13列目ということもあり、さすがに人の息遣いまでは感じることはできませんでした。
しかし、人一人ではなく、パフォーマンスの全体像を見ることができたので、それはまた違った感動でした。
観客全ての人とパフォーマーたちとの一体感というのも感じられました。
 
(チラシから↓)
イメージ 2
 
前はその演技の細かいところばかりに目が捕らわれていたけど、
今回は、目の前に広がる、舞台美術、照明が織りなす美しい幻想的な光景を見ることができました。
本当に美しいです。光の当て方、風のかけ方。歌声。音楽。演技。
 
シルク・ドゥ・ソレイユが始まる瞬間の、舞台設備全てを覆う大きな大きな一枚の布が、一瞬にして舞台中央の穴に吸い込まれる光景を見たときは、今回もやはり感動してしまって涙さえ出てきそうになりました。
始まったばかりなのに。「始まり」にこれほど感動するとはどういうことでしょうか。
 
そして、フィナーレとアンコールもなんででしょうね、「終わり」が来ることは分かっているのに、めちゃくちゃ感動です。気持ちは、パフォーマー全員に、一人一人に「最高だった!」と伝えたい気持ちです。
 
『ZED』は、ZEDが主人公ですが、その彼は世界の様子を見ているような状況で、そこに天の神や大地の神が現れ、それぞれの世界を繰り広げます。正確には、天の神というより、天空の母ニュイ(Nouit)と、大地の王アブラカ(Abraka)です。
 
今回は、シルク・ドゥ・ソレイユを初めて見る弟を連れて行ったのですが、見終わった帰り道で、弟とどの演技が最も印象に残ったか話し合いました。そうすると見事に、弟が特に印象に残ったものは天空の母ニュイの世界のパフォーマンスばかりで、私は大地の王アブラカのものばかりでした。
 
天空の母ニュイの世界は、水のように清らかで澄んだ世界で、
大地の王アブラカの世界は、炎が煌めく、力みなぎる世界です。
 
私はその力みなぎる世界がかっこよくて好きなのですが、弟は清らかなものが好きなのだという話になりました。
 
弟は私が初めてシルク・ドゥ・ソレイユを見たときと同じような興奮と感動の様子でした。
連れてきた甲斐がありました。本当に、一人でも多くの人にこの感動を味わってもらいたいと強く思います。
 
私自身もシルク・ドゥ・ソレイユの舞台をもっと見たいです。
なので、もう一度ラスベガスに行って別の舞台に訪れてみたいなぁ。ラスベガスまで行けなくても、マカオにもシルク・ドゥ・ソレイユの常設舞台ができたそうなので、マカオでもいいな。マカオにしてもラスベガスにしても、今の私の状況をクリアしないことには・・・と、今目の前にあるタスクにも俄然ヤル気が湧いてきました。
他のシルク・ドゥ・ソレイユを見るために、がんばります