原題:SHERLOCK HOLMES 製作年度:2009年 製作国:アメリカ 上映時間:128分
監督:ガイ・リッチー 原作:アーサー・コナン・ドイル
出演:ロバート・ダウニー・Jr、ジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムス、エディ・マーサン、ブロナー・ギャラガー、ジェラルディン・ジェームズ
【あらすじ】
ある一人の女性が黒魔術により殺されようとしている。
ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)とワトソン(ジュード・ロウ)は、その6人目の被害者である彼女の親から
彼女の命を救うことを依頼され、その現場に辿りつき、無事に彼女を救出する。
そこへ、ロンドン警察のレストレード警部(エディ・マーサン)も駆けつけ、その黒魔術師ブラックウッド卿を逮捕した。
黒魔術を使用した罪、5人の女性を殺害した罪、そして1人の女性の殺害未遂で、ブラックウッドは死刑に。
が、死刑執行後、ワトソン博士が死亡確認したにもかかわらず、彼は墓場から復活し行方をくらました。
その後、ブラックウッドは政界の大物の集まる第4修道会のボスに成り上がり、
イギリスの国会議員の大量虐殺を目論んでいることが分かった・・・。
【感想】
シャーロック・ホームズと言えば「推理小説」ですが、これは推理より派手なアクションが見どころです。
大衆娯楽といったところ。あまり頭を使わないで気楽に見て楽しむ系の映画でした。
時代を反映した、衣装や風景、ロンドンの様子などは、本当にその時代に入り込んだかのようで良かったです。
私にとって「シャーロック・ホームズ」と言えば、大学の英語の授業が、コナン・ドイル原作の小説を英語で読み、
毎回授業の最後にその読んだ部分を海外ドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』で見るというものでした。
そのドラマでホームズを演じていたのが、ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett) さんという俳優です。
この俳優さんでのシャーロック・ホームズを1年間も見続けたためか、
この俳優さんがシャーロック・ホームズにはまっていたためか、
ロバート・ダウニー・Jrのホームズが悪かったわけではなく、個人的に、
アクション満載の『アイアンマン』から来た筋肉ムキムキのホームズよりも、ジェレミー・ブレットの紳士的ホームズに愛着があるといったところでしょうか。
ワトソン君も、イケメンのジュード・ロウですね。ワトソン君は、銃で撃ちまくり首を絞めまくりで、凶暴でした。
この映画で嬉しかったのは、敵役ですが、Lord Coward (コワード卿?)役に、『レ・ミゼラブル』に出演していた
ハンス・マシソンが出演していたことです。彼は、『レ・ミゼラブル』でマリユスという若い革命家を演じていて、その若々しいエネルギッシュなところとその独特な雰囲気に好感を持っていました。
今回のコワード卿では、ブラックウッドの手下で、不穏な笑みを浮かべる役でしたが、やはりどことなく惹かれました。どこがどう惹かれるのかうまく説明できませんけどね。調べてみると、彼はスコットランド出身の俳優です。
今後もいろんな映画で活躍していってくれたらな、と思います。
『シャーロック・ホームズ』、英語の勉強も兼ねて、原作を英語で読むのもいいかなぁとフト思いました。