リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

オルセー美術館展2010~ゴッホ~

オルセー美術館展で印象に残ったものとして、ボナールの次に頭に浮かんだのはやっぱりゴッホかなぁ。ゴッホが好きだからでしょうね。以前にも観たことがあるはずなのに、また違った感動を覚えるのはなんででしょうね。
 
ゴッホの作品は7つ来ていましたけど、その中でも特に強く印象に残った作品はこちらです。
 
『ウジェーヌ・ボック(詩人)』
1888年  油彩、カンヴァス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジャケットの黄土色と背景の夜空(星空)が対照的で、彼の表情もまた背景のきらめきとは対照的です。
なぜか強く惹きつけられました。なんででしょうね。
私の今の心境にぴたりとはまったのかもしれませんね。不安なんだけどどこか希望を抱いているような。
ゴッホの絵には目に見えない強い力があると思います。
ゴッホの絵ってずっと眺めていると、観ている側の心を大きく揺さぶってきます。
ドキドキしてきたり不安になってきたり・・・なにがどこがいいのかうまく説明できませんが、私は好きです。
 
もう一つ、面白かった作品。
 
イメージ 2
 
フィンセント・ファン・ゴッホ 『星降る夜』  1888年 油彩、カンヴァス
 
この作品はたぶん2度目です。でもまた違った印象を与えてくれました。この絵は以前にオルセー美術館で買ったマグネットを持っていて毎日目に入るんですけど、やはり実物は全く違いますねぇ。
何より、この星です。
この星、実物を見ると、黄色の絵の具が塊がかなり大胆に載せてあって、ボリュームがあります。
星というより、いびつな丸いレモン色の塊がボテッとくっつけてある感じで面白かったです。
横から見たらその立体感がよくわかりました。ゴッホの絵の面白いところってこういうのもありますよね。
この独特な筆さばき、質感が面白くて、好きだなぁと思います。
 
この絵はもう一度よく観てみたいと思います。