原題:PHENOMENON 製作年度:1996年 製作国:アメリカ 上映時間:123分
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ジョン・トラヴォルタ、キーラ・セジウィック、フォレスト・ウィッテカー、ロバート・デュヴァル、
デヴィッド・ギャラガー、ジェフリー・デマン、ブレント・スピナー、エリザベス・ナンジアト
このお話、涙涙の物語でした。
ジャケットから、SF映画でトラヴォルタが超能力で敵をやっつけたりする話なのかと思い込んでいたら、
実はまったく違って、ある日突然特殊な能力を授かった一人の男性の悲しいお話でした。
ジャケットから、SF映画でトラヴォルタが超能力で敵をやっつけたりする話なのかと思い込んでいたら、
実はまったく違って、ある日突然特殊な能力を授かった一人の男性の悲しいお話でした。
舞台はカリフォルニア州の田舎町。
トラヴォルタが演じる男性は37歳の独身で、心やさしい正直者のジョージ。
ずっと椅子職人のレイス(キーラ・セジウィック)に思いを寄せているが、軽くあしらわれている。
ジョージの親友が、フォレスト・ウィッテカー演じるネイト。
彼もまた、ダイアナ・ロスに憧れる独り者。ダイアナ・ロス以外には好きな女性さえいない。
ジョージのかかりつけ医が、ロバート・デュヴァル演じる「先生」。
トラヴォルタが演じる男性は37歳の独身で、心やさしい正直者のジョージ。
ずっと椅子職人のレイス(キーラ・セジウィック)に思いを寄せているが、軽くあしらわれている。
ジョージの親友が、フォレスト・ウィッテカー演じるネイト。
彼もまた、ダイアナ・ロスに憧れる独り者。ダイアナ・ロス以外には好きな女性さえいない。
ジョージのかかりつけ医が、ロバート・デュヴァル演じる「先生」。
この登場人物たちがとてもよかったです。
ジョージの身に起きる様々な変化を、奇異の目で見るのではなく、
一人の人間として温かく見守り、そして心配していました。
ジョージの身に起きる様々な変化を、奇異の目で見るのではなく、
一人の人間として温かく見守り、そして心配していました。
37歳の誕生日に謎の光に包まれた後のジョージの身に起きたことは、本当に不思議な事でした。
ボールペンや本など物質がそれぞれ持つエネルギーに、自分のエネルギーが働きかけることで、
エネルギーが相互に作用し合って、その物を空中に浮かせたりその物を引き寄せたりできるのでした。
ボールペンや本など物質がそれぞれ持つエネルギーに、自分のエネルギーが働きかけることで、
エネルギーが相互に作用し合って、その物を空中に浮かせたりその物を引き寄せたりできるのでした。
彼自身、その自分の能力を不気味に思い、自分にいったい何が起きたのかと不安におびえます。
小さな田舎町、あっという間に噂は広がり、ジョージは気味悪がられるようになりました。
小さな田舎町、あっという間に噂は広がり、ジョージは気味悪がられるようになりました。
そのうち、とある事件をきっかけにジョージの能力はFBIにも知られるようになり・・・。
ジョージは本当に善良な人物なのに、この特殊能力のせいで不遇な立場に置かれ、かわいそうでした。
トラヴォルタのやさしい部分が全面的に出ていました。
私が一番印象に残った場面は、ジョージのお膳立てで友人のネイトのところにポルトガル人のお手伝いさんのきれいな女性がやってきて、そこで、ネイトは彼女に心惹かれてしまった直後の場面です。
彼は、恋に落ちたその喜びを無線(?)で、「僕の家に、天使がやってきた」と感動を露わにして言うのです。
フォレスト・ウィッテカーさんの、心からにじみでてくるその表情、声が凄くよかったです。感動的でした。
さすがフォレスト・ウィッテカーです。
あと、私は『ゴッドファーザー』以来ロバート・デュヴァルのファンなので、
この映画で主要脇役を演じていてとてもうれしかったです。
彼は、ジョージの異変を心配する医者役なのですが、
町のアホな連中がジョージを化け物呼ばわりしているときには本気で怒ったり、
ジョージを追う警察の車のタイヤを針で突いたり、人として温かい人物でした。
やっぱり『ゴッドファーザー』の時よりずっとお年を召されましたが、それでも紳士的で素敵です
ということで、主人公以外の登場人物からも目が離せない作品です。
途中からは涙が止まらないと思いますので、ご覧になるときはハンカチのご用意をお忘れなく。