リフレッシュの時間

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“スターウォーズ エピソード3/シスの復讐”

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原題:STAR WARS: EPISODE Ⅲ - REVENGE OF THE SITH
製作年度:2005年 製作国:アメリカ 上映時間:141分
監督・製作総指揮・脚本:ジョージ・ルーカス
出演:ユアン・マクレガーナタリー・ポートマンヘイデン・クリステンセン、イアン・マクディアミッド、
    サミュエル・L・ジャクソン、ジミー・スミッツ、クリストファー・リー
 
スターウォーズ』シリーズの第3弾ですが、エピソード1~3で最も好きなのがこのエピソード3です。
1~3の総まとめとして、全体的によくまとまっていたし、悲しいストーリーなのに何か心を捕えられました。
 
この第3話は、愛する者を守りたいという思いが強すぎて、アナキンがダースベーダー化していくとともに、そのシス卿ダース・シディアスが率いる銀河帝国の勢力が広がり、共和国軍の中にさえも浸透してしまう話でした。
 
最も印象的で悲しかったのは、ジェダイたちが、仲間だと思っていた共和国軍の兵士たちに裏切られ、
虐殺されていくシーンです。帝国軍を倒そうと、ジェダイ・共和国軍が一丸となって敵に向かっているさなか、
シス卿の号令の下、その共和国軍の兵士らが翻って、次々にジェダイを虐殺していきました。

ジェダイたちそれぞれが、味方だと信じていた共和国軍兵士に撃たれて死んでいきました。
その場面場面に、哀愁が漂っていて、かなしかったです。
 
シス卿は、アナキンを仲間にするために、
「争いのない平和な世界を築くために(暗黒の)力をつけ、世界を征服するのだ」という理論で
アナキンを説得しており、アナキンは迷いながらも最終的にシス卿の部下となりました。
 
アナキン自身は、愛するパドメとそのおなかに宿る小さな命を守りたいがために必死の状態で、
シス卿の言葉を信じて、「死をもコントロールできる力」を得るために「ダークサイド」に堕ちたわけだけど、
なんか、こういうところの細かいやりとりなどがなかなかうまくできていて、面白かったです。
 
ダースベーダー卿という名を与えられたアナキンの変貌ぶりは凄かったです。
ヨーダジェダイ教室の生徒のまだほんの5,6歳の子どもたちを平気で皆殺しにし、悪魔と化していました。
ヨーダがちびっこたちにフォースの操り方を教えている様子が、ほほえましくてかわいかったのに、
アナキンはそんなジェダイの卵たちを容赦なく殺し、残忍非道です
 
そこまで変わり果てた夫を持つパドメもかわいそうでした。
アナキンって結局、大切なものを失うことへの“恐れ”が人一倍どころか極度に強い人物なんでしょうね。
その“恐れ”が強すぎて、踏み入れてはいけない世界まで足を踏み入れてしまったですもんね。
悪者も元は人間だったかと思うと、なんかねぇ~
 
ということで、帝国は銀河系を支配し、
ヨーダやオビ=ワンなどは別々の地に分かれて身をひそめ、その十数年後のエピソード4へと続くわけです。


エピソード1~3を通して見てみると、オビ=ワンの青年から大人、師匠への変遷が良かったです。
初めは、私はクワイ=ガン・ジンが好きだったので、オビ=ワンの師匠の姿にはあまり良く思っていませんでした。クワイ=ガン・ジンの持っていた仙人風オーラがオビ=ワンにはあまりなかったし、師匠というよりまだ若造のように見えたからです。でも、段々と、オビ=ワンにも風格が出てきて、エピソード3になると、師匠らしくなって、愛着が湧き、このエピソード3でユアン・マクレガーのオビ=ワンとも最後かと思うとちょっと寂しかったです
 
実はもうエピソード4と5を見ましたが、私はこのエピソード1~3のほうが好きかもしれません。