リフレッシュの時間

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“アバター”

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原題:AVATAR  製作年度:2009年 製作国:アメリカ 上映時間:162分
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントンゾーイ・サルダナシガーニー・ウィーヴァースティーヴン・ラング
    ミシェル・ロドリゲスジョヴァンニ・リビシ、ジョエル・デヴィッド・ムーア、CCH・パウンダー
    ウェス・ステューディ、ラズ・アロンソ

3連休に、私にとっては初の3D映画“アバター”を観てきました。

3D映像については、初めのうちは少し慣れないような気はしたものの、そう思っているうちにすぐに慣れ、
やはり、二次元の世界よりずっと迫力・臨場感があったと思います。

この“アバター”のキャッチコピー「観るのではない。そこにいるのだ。」は、大げさではなく、
確かにそう感じさせてくれるものだったと思います。
建物内にしても何にしても自分がその場面のその一角に立って様子を眺めているような感じでした。

ヘリコプターに乗って大きな滝を見下ろす場面なんかはその滝に落ちてしまいそうな気にさえなりました。
映画の中で物が次々と上から落ちてくるシーンなどは、自分の真横にそれが落ちてきた気がして、
それをよけようとフッと横に体を動かしてしまうくらいです。

実写のシーンとCGのシーンがありますが、
CGはパンドラという星の場面で、非常に映像が幻想的できれいです。

それにしても、ただただ映像技術の進歩に驚かされます。
そのうち、リアルのものと映像のものとの区別がつかない時代が来てもおかしくないのだなぁと感じます。

とは言え、3Dテレビももうすぐ発売されるそうですが、
テレビに関しては二次元の世界のほうが個人的には落ち着くかも。
映画も、自分が普段見ているヒューマン系やサスペンス系のジャンルの映画は今の二次元世界で十分です。
ミステリーやサスペンスで3D映画なんて出てきたら、
体験したような錯覚に陥ってその後トラウマになりそうです。



3D技術に関しては素晴らしいと思うのですが、ストーリーは私にはイマイチ面白くなかったです。

ネタばれしないようにします。


そもそも、上映時間162分って長すぎ!!
途中、疲れてきて、苦手な戦闘シーンも退屈に感じられました。

話は一言で言うと、私たち人間がパンドラという星に侵略していく話なのですが、
観ながら、人間(地球人)ってサイテーな生物に思えてきました。
どうやら地球に緑が無くなったために緑豊かなパンドラの星に来たようで、
そこに住む先住民ナヴィを迫害し、その一方で、一部の地球人がそれを救います。

アバター」という発想は面白いと思ったんですが・・・ねぇ。
この映画の「アバター」というのは、
その先住民ナヴィと交流するために作られた外見がナヴィと同じ肉体(=アバター)のことです。

そのアバターに、特殊な機械を通して人間の神経や意識などの感覚が入り込み、
まるでそのアバターに生まれ変わったかのように自由に動き見聞きできます。
(実際に、こんなことができるようになったら、恐ろしい世界が待ち受けてますね。)

ナヴィから見てもそれはまぎれもなくナヴィと同じ容姿を持った生き物。
ただ中身が人間ということだけです。

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このナヴィという生物も、ユニークな生物で、お尻に尻尾がついていて、その尻尾の先に不思議な繊毛があり、
その繊毛を、他の動物や木々の繊毛と合わせることで、その動物や木々と交流できるようになっています。
馬のような動物に乗ることができるほか、空飛ぶ動物に自由に乗ったりすることができます。

ストーリーは置いといて、こういう発想は非常に面白いですよね。
空を飛んでいるのも楽しそうでした。

もうちょっとうまくまとめられなかったのかなぁ、という気はしますが、
まあ、この3D映像の迫力を見ることができたので、観て損はなかったと思います。

俳優は、脇役だけどミシェル・ロドリゲスがかっこよかった。



最後に一言。ネタばれします。


話の最後の場面で、主人公が、自分の真の姿を恋人に知られ、受け入れられたにもかかわらず、
その後、人間としてではなくナヴィとして生きることを選んだというのはなかなか考えさせられました。