リフレッシュの時間

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“THIS IS IT”

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原題:THIS IS IT 製作年度:2009年 製作国:アメリカ 上映時間:111分
監督:ケニー・オルテガ
出演:マイケル・ジャクソン

行ってきました。「2週間限定の劇場公開」が「さらに2週間だけ延長」とあり、慌てて見に行きました。

マイケル・ジャクソンについては、今までそんなに音楽を聴いたこともないし、有名な曲を数曲知っているだけで、
もちろんファンとも言えません。
ごくたまに何かの機会に映像を見て、ダンスや歌がうまいなぁと思っていたくらいでした。
亡くなった時も「まだ若いのに信じられない」と、you tubeで動画などを見てダンスに感心している程度でした。

しかし、この“THIS IS IT”を見て、
改めてマイケル・ジャクソンのかっこよさ、そして最高のエンターテイナーであることを身にしみて感じました。



この映画は、ロンドンで開催される予定だったコンサート“THIS IS IT”のリハーサル風景をつなぎ合わせて制作され、ドキュメンタリーではありますが、まるで映画を通して彼のショーを観ているかのような作りになっていました。

マイケル・ジャクソンは凄い!!と思った点

その1:月並みですが・・・ダンス。彼の足の動き、手の動きは、彼以外に見たことがないくらいかっこよかった。
その2:またまた月並みですが、声と歌のうまさ。高い声が透き通っていて本当にきれいだった。
その3:サービス精神に溢れていて、人を喜ばせることが好きな真のエンターテイナーであること。
     “KING OF POP”であるにもかかわらず、ほんのちょっとした練習でも、ダンスも歌も出し惜しみせず
     スタッフやダンサーに披露して、見ているスタッフ・ダンサーたちから大歓声が上がっていた。

この映画の見どころは、マイケル・ジャクソンはもちろんのこと、彼の周りで踊るダンサーや、
バックボーカルの歌手たち、そして、ギターなどの演奏家たちです。

最高のパフォーマーたちが集まって、その全員がマイケルと一緒にダンスができ、歌を歌い、
また共にステージに上がれることに、心から喜んでいることが伝わってきました。

また、演奏されていた曲も良かったです。

私が一番印象に残ったのは、“I'LL BE THERE”。
自分が持ってるマライア・キャリーのアルバムにこの曲が入っていたので、てっきりマライアの曲なのかと思い込んでいましたが、マライアがジャクソン5の曲をカバーしたものだったのですね。
マイケルが歌うと、なぜかめちゃくちゃ感動して、涙さえ出てきました。

次に、“THRILLER”。
前に動画を見て面白いなと思っていましたが、この“THIS IS IT”の中でも楽しませてもらいました。

他にも色々ありますが、
意外と印象的だったのは、マイケルが環境破壊を止めるために精力的になっていたことです。
「誰かがやってくれるではなく、まず自分たちが始めよう!」と言っているのを見て、
マイケルの声でみんなが一つになって、環境破壊を止めることも可能なことなのかもしれない、と感じました。
あの環境破壊を歌った曲、マイケルの声がとても綺麗でした。

そして、最後のエンディング。
感動的な終わり方でした。マイケルはあのまま鳥になって飛んでってしまったんだなぁと感じました。
同時に、50歳の死は早すぎるし、残念すぎるけど、
老いぼれて声も出ずムーンウォークもできなくなったマイケルなんて想像できないから、
今の若い時の姿のまま人々に強烈な印象を残して旅立ったことは、これはこれでよかったのだと思いました。


エンディングロールも良かったです。

私の見に行った六本木TOHOシネマズでは、最後に近づくにつれて、最前列の人が大変盛り上がってきて、曲が終わるたびに口で「ピィ~ッ!!」と鳴らしたり、エンディングでは両手を挙げて曲に合わせてゆらゆら揺れていました。そして、映画の最後、彼らが拍手を始めたからか、私も含めてみんな拍手していました。
今まで映画館には数えきれないくらい行っていますが、拍手が起こったのは初めてでした。

THIS IS IT”、DVDがほしいくらい良かったです。
まだご覧になっていない方、お勧めします。