現在、東京では2つのルーブル展が開催されていますが、
私が行ったのは、『ルーブル美術館展―美の宮殿の子どもたち』のほうです。
もう一方は、国立西洋美術館で6月14日まで開催されている『ルーブル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画―』ですね。
私が行ったのは、『ルーブル美術館展―美の宮殿の子どもたち』のほうです。
もう一方は、国立西洋美術館で6月14日まで開催されている『ルーブル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画―』ですね。
「子ども」の作品は、7つのテーマに分けられて展示されています。。
ご参考に、7つの章とは以下のとおりです。
非常に展示数が多かったのですが、特に印象の残ったものをご紹介します。
まずこちら。
これは、第2章:子どもの日常生活の部門に展示されていましたが、
ちょうど子どもの手に収まる大きさで、かわいかったです。
きちんと台車になっているので、床で転がすことができるんでしょうね。
ちょうど子どもの手に収まる大きさで、かわいかったです。
きちんと台車になっているので、床で転がすことができるんでしょうね。
前12世紀のものということですが、はるかかなた大昔に生まれた幼児がこのハリネズミやライオンを
手に持って床で転がしている様子を頭に浮かべて、微笑ましい気持ちになりました。
今も昔もおんなじなんだな~~と。今でもこれによく似たおもちゃはありますよね。
手に持って床で転がしている様子を頭に浮かべて、微笑ましい気持ちになりました。
今も昔もおんなじなんだな~~と。今でもこれによく似たおもちゃはありますよね。
次に、こちらです。第4章にありました。
ジョシュア・レノルズ “マスター・ヘア” 1788年 油彩
これは、美術展に行く前からポスターで目にしたことのあった作品ではあったのですが、
やはり実物を見ると、その子どものかわいさがよく伝わってくる作品でした。
やはり実物を見ると、その子どものかわいさがよく伝わってくる作品でした。
髪の毛の自然な巻き毛が、外国の子どもらしくってかわいくって、
アジア人の子どもと欧米人の子ども決定的な違いはこの茶色の巻き毛かもしれない、とさえ思いました。
アジア人の子どもと欧米人の子ども決定的な違いはこの茶色の巻き毛かもしれない、とさえ思いました。
この子、明らかに女の子に見えますが、男の子だそうです。そう言われてみると、この子の年齢ぐらいでは、
女の子も男の子も服装や髪型次第では見分けがつかないかもしれません。
女の子も男の子も服装や髪型次第では見分けがつかないかもしれません。
3番目はこちら。これもポスターになってて有名な作品でしたが、やっぱり魅かれるものがありました。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ “聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス” 1517年頃 油彩
第6章に展示されていた作品です。
この作品の何に魅かれたか・・・それはキリストである赤ちゃんのお母さん(聖母マリア)への眼差しと手です。
それから、足の動作かな~。赤ちゃんって、足を面白い風に動かしますよね。
その様子すべてが、キリストも生まれた時は赤ちゃん(当然!)で、赤ちゃんの時はお母さんの前では
(語弊がありますが、)電車のなかとかで私がたまに目にする一般の赤ちゃんと同じなんだなぁ、と感じました。
この作品の何に魅かれたか・・・それはキリストである赤ちゃんのお母さん(聖母マリア)への眼差しと手です。
それから、足の動作かな~。赤ちゃんって、足を面白い風に動かしますよね。
その様子すべてが、キリストも生まれた時は赤ちゃん(当然!)で、赤ちゃんの時はお母さんの前では
(語弊がありますが、)電車のなかとかで私がたまに目にする一般の赤ちゃんと同じなんだなぁ、と感じました。
「聖なるキリスト」、「聖母子」に人間的な親近感を、そして、母と子の愛情の強さを感じさせてくれました。
お母さんである聖母マリアの我が子を見る表情もいいなぁ。
我が子に対して、優しく暖かく、しかし一人の人間としての尊厳の念を感じさせる眼差しに思えます。
お母さんである聖母マリアの我が子を見る表情もいいなぁ。
我が子に対して、優しく暖かく、しかし一人の人間としての尊厳の念を感じさせる眼差しに思えます。
やっぱり、母と子の愛情は不変なんだな~。
そういえば、父と子を描いた作品は極端に数が少なかったですよ。少しはありましたけどね。
そういえば、父と子を描いた作品は極端に数が少なかったですよ。少しはありましたけどね。
最後の第7章では、“アモール”といって赤ちゃんに羽が生えた天使、恋のキューピッドを扱った作品が
展示されていましたが、今でも「子どもは天使」なんて言うけど、この展覧会全体を振り返ってみて、
本当にそのとおりなのかもしれない、と(少し)思いました。(笑)
展示されていましたが、今でも「子どもは天使」なんて言うけど、この展覧会全体を振り返ってみて、
本当にそのとおりなのかもしれない、と(少し)思いました。(笑)