リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

『アマデウス』

みなさま、こんばんは。

ここ最近、クラシックをよく聴いているのですが、特にモーツァルトのレクイエムにはまっています。
そこでモーツァルトの人生を振り返る目的で、モーツァルトの伝記的作品『アマデウス』を観ました。

イメージ 1


原題:AMADEUS  製作年度:1984年 製作国:アメリカ 上映時間:160分
監督:ミロス・フォアマン  原作・脚本:ピーター・シェイファー
出演:F・マーレイ・エイブラハム、トム・ハルス、エリザベス・ベリッジ、ロイ・ドートリス
    サイモン・キャロウ、ジェフリー・ジョーンズ

この作品、以前にも観たことがあったのですが、随分古い映画なのですね、24年前に製作された映画です。
アカデミー賞も受賞しているので、ご覧になったことがある方も多いでしょう。

作品の構成を簡単にご説明すると、
モーツァルトと同時代に活躍したイタリア人の宮廷音楽家サリエリが、モーツァルトの死後数十年後に、
神父にモーツァルトという天才音楽家のことをお話しする、という作品です。

作品の感想は、かなり良かったです!!!!!
作品の内容は当然のことながら、モーツァルトの明るい曲も暗い曲もバックミュージックとして
その場面場面に絶妙に調和していて、すごくよかったです。
モーツァルトの生活や家族関係、宮廷との関係等々も、よく理解できてとてもためになりました。
160分という非常に長い作品ですが、全く飽きずにしかも全く冗長にも感じませんでした!!

また、俳優達の演技も最高でした。
サリエリを演じたF・マーレイ・エイブラハムという俳優は、この作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞したそうですが、受賞を納得してしまう素晴らしい演技をしています。
モーツァルトの才能に羨望・嫉妬し、時には狂気を臭わせ、しかし、同じ音楽家として、時にモーツァルトの音楽に純粋に感動してみせたり・・・。憎しみや、酔いしれる表情など、、、本当に素晴らしい演技でした。
モーツァルトを演じたトム・ハルスも良かったです。根っからの楽観主義で、おふざけ大好き人間ありながらも、父の影に怯え苦悩するモーツァルトをよく演じていたと思います。

そして、オペラの作成様子や公演の様子を見ながら、モーツァルトの作ったオペラの作品を垣間見ることができるというのも大変楽しかったし勉強になりました。少なくとも“フィガロの結婚”、“ドン・ジョヴァンニ”、“魔笛”が映画の中で取り扱われていました。


そして、レクイエムは、モーツァルトが病気に伏しながら死に至る最期まで書き続けた作品なのですが、
それは、主人の名を言わない使者(真っ黒な布に身を包み真っ黒な仮面をかぶった“死者”のよう)に
多額の金をちらつかされて依頼された曲で、モーツァルトは常にその黒い使者に怯えながらレクイエムを作曲していきます。

モーツァルトのレクイエムが、
(少なくとも私にとっては)非常に、危ういほどまでに完璧で、そして極限の美のようにさえ感じるのは、
きっとモーツァルトが死を覚悟しながら、死に向かいながら、極限状態で作ったからなのでしょうね!!

アマデウス”、購入価値あるくらいいい作品でした!

モーツァルトの作品ももっともっと知りたくなりました♪