リフレッシュの時間

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モーツァルト 大ミサ曲 ハ短調

最近、合唱曲を色々聴いています。私は、高校時代はコーラス部で、大学時代に所属した混声合唱部がクラシックの合唱をメインにやっていたため、その影響で、今でもクラシックは声楽曲を聴くのが好きです。
と言っても、専門的知識もなくクラシック初心者なので、詳しい方は色々教えていただけるとうれしいです。
 
最近は色々聴いていたけど、今聴いているのは、こちらです。かなりいいです!
 
モーツァルト 大ミサ曲 ハ短調
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1998年6月10日発売
 
演奏: ベルリン・フィル・ハーモニー管弦楽団
作曲: ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト
 
ソプラノⅠ: バーバラ・ヘンドリクス
ソプラノⅡ: ジャネット・ベリー
バス: ベンジャミン・ラクスン
オルガン: デイヴィッド・ベル
ウィーン楽友協会合唱団
1981年2月録音  
 
01.Ⅰ.キリエ Kyrie(Andante moderato) (あわれみの讃歌)
 Ⅱ.グローリア Gloria (栄光の讃歌)
02. Gloria in excelsis Deo(Allegro vivace)     03. Laudamus te(Allegro aperto)
04. Gratias(Adagio)                   05. Domine(Allegro moderato)
06. Qui tollis peccata mundi(Largo)         07. Quoniam tu solus Sanctus(Allegro)
08. Jesu Christe(Adagio)                09. Cum sancto spiritu
 Ⅲ.クレド Credo (信仰宣言)
10. Credo in unum Deum(Allegro maestoso)    11. Et incarnatus est(Andante)
 Ⅳ.サンクトゥス Sanctus (感謝の讃歌)
12. Sanctus(Largo)
13. Benedictus(Allegro comodo)
 
このミサ曲は、未完成に終わっています。
クレドの章は前半のみ、サンクトゥス、ベネディクトゥスは作曲されているものの管弦楽のパートが一部不完全とのこと。さらに、本来のミサ曲なら、このベネディクトゥスの後に、アニュス・デイが続くそうですが、全く作られていないとのことです。でも、聴いている分には不完全な印象は全く受けないです。
 
同じミサ曲でも時代によって全く違う曲調になるのですね。こないだベートーヴェンの荘厳ミサ曲を聴いてみたら、いつも聴いているこのモーツァルトのミサ曲とあまりに違いすぎて驚きました。
あとでモーツァルトのこのミサ曲の解説を読んでみると、「モーツァルトはバッハのフーガやヘンデルの作品から対立法の技法を研究し、その最初の成果がこのミサ曲に表れている。」「対立法だけでなく、音楽の作り方や音型もバロック的な手法がみられる」とのことで、普段モーツァルト以外にバッハやヘンデルを聴いていたので、納得しました。
 
このミサ曲最初から最後まで好きだけど、特に好きなのは、7番、10番、6番です。
 
7番は、合唱なしでソプラノ2人とテノールが掛け合いで歌っている曲なんですが、その掛け合いとメロディが流れるようで、盛り上がり方もとてもきれいで好きです。高音ソプラノの音符がたくさん並んでいるところ(メリスマと呼ぶんでしたっけ?!)も好きです。
 
10番は大合唱。強い歓喜のように聴こえていたけど、このタイトル見たら『信仰宣言』とあるから、強い意志を歌っていたのですね。とにかく、ソプラノもアルトもテノールもバスも、どこも控えめなパートなく力強く盛大に大合唱して、それでいてまとまっているところが好きです。
 
6番は、悲愴感漂っています。悲愴感たっぷりで始まるのですが、その悲愴感が募る感じが好きで聴き入ってしまいます。その悲愴感も曲の終わりになると、少し静寂に落ち着きます。歌詞の部分を見てみたら、「世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ。われらの願いをききいれたまえ。・・・」でした。
 
これ、合唱で歌えたら最高に幸せだろうな~。CDで流しながら一緒に一人で口ずさんでますけど、歌詞のついた楽譜がないと難しくて、それに普段歌ってないから自分の技術力も無さ過ぎて、とても歌えていません。