リフレッシュの時間

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“ラスベガスをぶっつぶせ”(原題“21”)

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原題:21  製作年度:2008年 製作国:アメリカ 上映時間:122分
監督:ロバート・ルケティック
出演:ジム・スタージェスケイト・ボスワースローレンス・フィッシュバーンケヴィン・スペイシー
    アーロン・ヨー、ライザ・ラピラ、ジェイコブ・ピッツ

“ラスベガスをぶっつぶせ”(原題“21”2008年 アメリカ)を観ました。

この作品、ちょうど今年私がラスベガスに旅行する直前に日本でロードショーした映画だったので、
気になってはいたのですが、やっと先日レンタル開始になり、ようやく観ることができました。

アメリカで実際に起こった事件を基にしたお話なのですが、一言で言うと、
マサチューセッツ工科大学の学生が、カードゲームのブラックジャック
カードを「カウント」(すでに出た数字を数え、自分が勝つ確率を計算するもの)して、
ラスベガスのカジノで大儲けする、というお話です。

ケヴィン・スペイシーが学生達をこの「ビジネス」に誘導して大儲けする教授役をやっているのですが、
見事に悪い奴を演じています。ケヴィン・スペイシーはこの作品の製作にも携わっています。

主人公は若手俳優で、私は名前も知らなかったのですが、ジム・スタージェスという俳優です。
若手だったためか、確かに演技はいまひとつに感じました。
劇中ずっと冴えなくて、それは冴えない役だったから冴えない俳優が選ばれたのか、
わざと冴えないように見せる演技なのか、よくわかりませんが。

ラスベガスに行ったことのある人にとっては、ほんの少しだけラスベガスのきらびやかな夜景が見れて
楽しい場面もあります。私は、パリスに泊まったことがあるので、パリスのエッフェル塔や、
パリスの向かいにあるベラッジオの噴水が見れて、ちょっと懐かしくて、その点は楽しかったです♪

ただ、辛口なコメントになってしまいますが、
作品の全体的な話の流れやオチなどは、ありがちなスタイルで、まあまあといった出来だったと思います。

最後に、強者が主人公の卒業可否まで牛耳っているという点はやけに現実的で少し笑えました。
確かに、世の中、そんなもんですけどね~。

個人的には、主人公の友達で、せっせせっせとロボットを作っている親友とその友達がよかったな!
人間的にもああいうタイプのほうが好きです。
夢を追っていたいですもんねぇ。

主人公の最後、結局はこの作品で描かれていた出来事が「経験」となってめでたしめでたしという終わり方も、
もうちょっとひねってほしかったと思います。上で書いたように、妙に現実の世の中を描いている箇所もあるのに、
最後はTHEフィクションという終わり方で若干残念に思いました。

ラスベガスの夜景がちょこっとでも観てみたい方はぜひごらんください。