リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

“ペギー・スーの結婚”

結婚生活が破綻しているペギー・スーが、高校時代にタイムスリップしてこの結婚をやめさせようとする話。

イメージ 1


原題:PEGGY SUE GOT MARRIED  製作年度:1986年 製作国:アメリカ 上映時間:103分
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:キャスリーン・ターナーニコラス・ケイジ、キャサリン・ヒックス、ジム・キャリー
    ケヴィン・J・オコナージョーン・アレンヘレン・ハントソフィア・コッポラ

主人公は、タイトルにある名前の通り、ペギー・スー。キャスリーン・ターナーが演じています。
その夫チャーリーを演じているのがニコラス・ケイジ

ペギー・スーは、二人の子どもを持つ母。
夫のチャーリーは電気屋で働き冴えないにもかかわらず、愛人を作って別居中。
そんなある日、高校の同窓会があり参加してみたところ、
なんとペギー・スーは高校時代にタイムスリップしてしまいます!

将来夫となるチャーリーは、当時、大の音楽好きで、ミュージシャンを目指している。
そして、家族公認で二人はつきあっており、チャーリーはペギーをとても大切にしている。

しかし、未来からやってきたペギーは、チャーリーとの結婚をやめなければいけないと判断し、
別の男子生徒に注目したり、声をかけてみたり、誘ってみたりします。
その様子を見て、恋人チャーリーは「他の男とデートしないで。」と懇願するが、
ペギーの対応は、冷たく「あ、そう。」

ペギーの不審な行動に対しても、ひたする献身的に愛を貫く健気なチャーリー。
ある時、ペギーがチャーリーに一方的に別れを告げ、その理由を
「あなたは将来愛人を作って、私と子どもを捨てるのよ!」
「ミュージシャンを目指してるけど、その夢は叶わず、私に愚痴ばかり言う生活になるの!」などと告げる。
わけがわからずただ悲しみながら怒るチャーリー。
そして、「これでよかった」と涙を流すペギー。

その後、ペギーは新しい彼と入ったブラックミュージックのセンスのいいお店で、
チャーリーが歌手として一生懸命歌っているのに遭遇します。
ペギーは、「彼は本当に音楽が好きだったんだ。」と、彼に対して誤解していた自分に気づきます。

そのうち、ペギーは次第にわが子に会いたくなっていき、自分が前にいた時代に帰りたくなってしまいます。
しかし、どうやって未来に戻るのか・・・?そもそも未来に戻れるのか・・・?

このあたりは不思議な部分ではありますが、彼女はなんとか無事に未来に戻ることができます。
はたして、彼女が戻った未来はどうなっているでしょうか。



変な話でしたけど、割と面白かったです。

ペギーは「チャーリーとは離婚だ!」と決めつけてかかっているが、
結局のところ、色々なすれ違いやら誤解があることをタイムスリップをして学んだという感じです。

それにしても、普通はタイムスリップなんてできないから、ペギーはかなり幸運。

俳優陣ですが、チャーリーのおちゃめな友人役でジム・キャリーが出ていました。
それから、ペギーの新しい彼マイケル役で、ケヴィン・J・オコナー
ケヴィン・J・オコナーは、つい最近観た“ゼア・ウィル・ビー・ブラッド”の主人公の息子ヘンリーの大人バージョンの役で出演していただけに、この20年の変化ぶりに驚きました。ジム・キャリーは20年前も今と全く同じですよ。
それからヘレン・ハント。彼女はどこに出てきたんだろう。全然わからなかったです。



タイムスリップについての考え方が話の中で出てきましたが、面白かったです。
時間は一直線ではなく折れ曲がっていて、
その折れ曲がった様々な時空はそれぞれ近づいたり離れたりしていて、
その近づいたときにペギーはどういうわけか別の時空に迷い込んだ、というものでした。

タイムトラベルは楽しそうですが、実際に自分だけ違う時空に迷い込んだら精神状態おかしくなりそうです。
なんだかんだ言って今が一番いいのかもしれませんね。