引き続き、無臭生活を過ごしております。
こないだ乗ったタクシーでは、運転手さんの汗の臭いが強烈だったそうで、乗車するなり、下の子が、
「タクシー、くさい!」
と言ったので、いわゆる、いつものタクシー臭のことを言ってるのだと思い、
「なにいってるの、タクシーはくさくない」
などと言って、相変わらず無臭で乗車を終えた後、降りた途端に、夫が、
「めちゃくちゃ臭かった。おじさんの汗の臭いが。鼻では呼吸できなかった」
と言った。
ああ、やっぱり私の鼻は何も機能していない。
ということで、引き続き、大学病院の耳鼻咽喉科に通い、現在の鼻の状態を確認しているが、とにかく鼻自体には何も異常が無いらしい。
今まで、内視鏡や、X線レントゲン、副鼻腔のCTなどの検査をしたが、鼻自体には何も問題がなく、さらには、耳鼻科医の判断で鬱の検査や認知症の検査までしたが、どれも異常が無かったらしい。それなのに、匂いの検査については、強烈な匂いさえまったく感知していない。
耳鼻科の先生は、首を傾げて、
「原因不明ですね。万が一のために、脳のMRIを撮りましょう」
ということで、MRIになったのだ。
初めてのMRIだったので、不安感に苛まれていたが、いざやってみると、そんなに怖がることはなかった。
だいたい、所要時間20分ほどだと思う。機械音が激しいが、じきに慣れてくる。
ただ、終わった後は、少しフラフラした。強力な電磁波だろうか。
検査が終わって、ふと、そういえば、「ストレスなどにより突発性難聴になった」というニュースを見たことがあるのを思い出した。
私のも、突発性難聴ならぬ、突発性無臭症なのではないか。
耳鼻科の先生によると、私が心配していた、嗅覚異常から味覚も喪失するということは無いらしい。
それを聞いて、少し安心した。
MRIで何か新しいことがわかるのだろうか、結果は、9月だ。早く治ってほしい。