リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

行き場のない不安感

今朝、嫌な感じの夢を見た。

 

うちの保育園は、保育時間が夜の7時半までなのだが、それに間に合わないという夢だ。

横浜の方で仕事をしていて、大量の業務があり、ふと気づいたらすでに6時半。すぐに保育園に電話して、いつものお迎え時間の変更を連絡しないといけないのに、エレベーターが上下行ったり来たりで、降りたい階に着かず、電話もかけられない。

やっと1階に着いたと思ったら、次は、スマホがウイルスにでもやられたのか、電話をかけようとしても誤動作ばかりするのだ。

そんなこんなで、まだ横浜にいるのに、時はすでに7時半。子ども達が保育園から追い出されてしまう、どうしよう、と、同じマンションの人にお迎えをお願いする電話をかけていた。

同じマンションの人は、引き受けるとも断るでもなく、曖昧な態度で会話している。

そこで目が覚めた。

 

考えてみると、昨日、保育園お迎えの時に、上の子と同じクラスのお母さん方が立ち話をしていた。

私の住む品川区は、区立の小学校でも、通学地域以外の小学校に希望を出せば(抽選の場合もあるが)その希望の小学校に通学できるという制度がある。

そのお母さん方は、区立小学校の説明会に参加した話とか、どこの小学校に希望を出すとかそういう話をしていた。どこそこの学校は評判がいい、とかそういう話だ。

私は、自分の子どもは自分の住んでいる学区の小学校に入学すれば良いと思っているから、特に地域を越境する考えもなく、その話も特に入らずに足早に帰ってしまった。

 

しかし、その時から、なんとなく不安感を抱いた。

お母さん方の話によると、今日から学校説明会が始まり、それぞれの希望の小学校の説明会に参加しているとのことだった。

そんなものが開催されているとは全く知らなかった…。

私はというと、今日は朝から夕方まで、自分の仕事の研修で、さらには、7月から9月まで毎週土曜日に開催される、レポートありの人材育成研修に参加しようかどうしようかばかり考えていた。

土曜日に仕事をすることになるので、夫が仕事でいない時は、子ども達を保育園に預けることになり、その研修の終了時刻が遅いので、保育園のお迎え時間にギリギリだとか、しかし、その研修を今年逃したら、来年に受講できる保証もないし、今年受講できそうならした方がいいのではないか、とか、そういうことばかりに思考を巡らしていた。

 

つまり、私は自分の仕事のことばかり考えていて、子どものことはテキトーで、でも、他のお母さん方は、我が子のことを一生懸命考えているということだ。

別に子どもに無関心なわけではく、関心は十分あると思っているんだけど、たいして気にしていない、というところが実際の感覚だ。

 

それは、子どもの習い事事情にも表れていて、他のお母さん方が子ども達に色んな習い事をさせている一方で、うちはスイミングしかさせておらず、最近、子どもが絵を描くのが好きだというので、お絵描き教室に通い始めた。

 

何も考えがないのではなく、私なりに考えていて、子どもが小さいうちから強制的に(将来に良かれという理由で)習い事をさせるのは、親子双方にとって苦痛になる。これからの子ども達が大人になる時代は、今までのやり方をやっていれば安泰という時代ではないだろうから、一概に勉強を頑張って良い大学に行くことが「将来安泰」には結びつかないこと、それよりも、自分の力で開拓していく力を身につけることの方が重要。しかし、そのためになんの習い事をすればいいかというとよくわからない、結果的に親から子どもに選択肢を提供するわけでもなく、子ども本人がやりたいというものだけやらせている、という状況である。

 

もちろん、この自分の考え方に自信があるわけでもなく、私の友人が一人娘に週に4つも習い事をさせているのを見ると、うちの子は大丈夫かなぁとぼんやり思っていたが、その友人が子どもの能力開発に熱心なだけかなとも思い、たいして気にしていなかった。

 

でも、よく冷静になって辺りを見渡してみると、その友人に限った話ではなく、他のお母さん方もそうかもしれない。というより、そのようだ。

子どもの能力は無限大だから、今から親が何を提供するかで子どもは大変な能力を開花させるのだろう。

私は自分のことばかり頭にあるようだけど、そもそも、それをなんとかした方が良いのか…。

でも同時に、子どもに「こうなってほしい」という思いを託すことは、自分にとって辛くないだろうか。きっと思い通りには行かず、子どもは自分ではないのだから、「どうして、これができないの?!」とか、「これをしないとダメなのに、遊んでばかりいたら将来路頭に迷うよ」などと考えて、怒り狂う状態になりそうだ。それでは、私自身も辛いだけでなく、子どもも辛そうだ。

もちろん、子どもについては心配な気持ちは変わらず、まっとうな人生を歩んでもらいたいとは思っているのだけど…。

 

これからの時代が私には不透明に見えて、では、その時代にたくましく生きる人間になるためには、子ども時代に何をすれば良いのか、という観点から、色々調べたりはしているけれど、いまだに答えは出ない。(当然といえば当然だよね。)

 

STEM(Science,Technology,Engineering,Mathematics)がこれからは必要になる、というのに行き着いたけど、じゃあ、理数系に強い勉強をすれば良いのか、というと、そういうことでもないと思う。

しょせん、与えられたものをできる人ではなく、創り出すことができる人間が必要なのだと思う。 創造力を持つ人は、どのように育まれるのか。教育心理学とかを勉強していればわかるんでしょうか。

ちょっと私にはわかりません。

 

ワクワクするとか、ドキドキする、何かを成し遂げた時の達成感、そういうものは、放っておいても勝手に習得していくものなのかな。人間の本来備わっている力なのかな。

インスピレーションが湧くような子になってほしいけど、なってほしいだけで、どのようにすればそうなるのかはよくわからない。

 

結局、堂々巡りで答えは出ない。

だから、この不安感も、消えることはないんだろうな。