少し日にちが空いてしまいましたが、またまた大琳派展で特に印象に残った作品をご紹介します。
酒井 抱一 “月に秋草図屏風” 江戸時代 19世紀
全体像はこちら。小さくてすみません。探したのですが、大きな画像が見つけられず、そもそもまともな全体像がこれしかなかったのです。
(↓↓自分の携帯のカメラで図録を撮ったもの)
この作品、曲線が繊細で、真ん中にまんまるの月がボールのようにあって、
構図も素晴らしいし、ごちゃごちゃ複雑に描かれているような秋の草花も、
全体像としてはまとまりがあって、でもよく見ると本当によく観察して描かれていて、素晴らしいです。
色使いも好き!!!この渋い、秋の色。
葉っぱの黒に近い濃緑も、薄い緑も、そこに映えるほんのわずかな薄い桃色も、ところどころの青も・・・
いろんな色が入っているのに、華やかさとは違って、まとまっている。
この作品、曲線が繊細で、真ん中にまんまるの月がボールのようにあって、
構図も素晴らしいし、ごちゃごちゃ複雑に描かれているような秋の草花も、
全体像としてはまとまりがあって、でもよく見ると本当によく観察して描かれていて、素晴らしいです。
色使いも好き!!!この渋い、秋の色。
葉っぱの黒に近い濃緑も、薄い緑も、そこに映えるほんのわずかな薄い桃色も、ところどころの青も・・・
いろんな色が入っているのに、華やかさとは違って、まとまっている。
ここで描かれている“美”って、私は、日本だけでなく全世界に通じるような気がしたのです。
この作品を観たとき、どこか前に見たことがあるイギリスの物かなんかの模様を思い出したためです。
この作品を観たとき、どこか前に見たことがあるイギリスの物かなんかの模様を思い出したためです。
実物は、本当に美しいのに、この作品、美術館に所蔵されているものではなく、
調べたところ、現在は“ペンタックス株式会社 蔵”らしく、
重要文化財だし「もっと公の人たちの目に触れるように、美術館に寄贈してください」と思ってしまいました。
調べたところ、現在は“ペンタックス株式会社 蔵”らしく、
重要文化財だし「もっと公の人たちの目に触れるように、美術館に寄贈してください」と思ってしまいました。
ものすごくキレイです。
次回も、酒井抱一を紹介していきます。