リフレッシュの時間

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『ジェシカ・アルバの“しあわせの方程式”』

ジェシカ・アルバ。なんでかな、彼女の出演映画はすべて外れな気がする。『ダーク・エンジェル』のときはよかったのになぁ・・・もはや10年も前の海外ドラマだけど・・・。
 
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原題:AN INVISIBLE SIGN  製作年度:2010年 製作国:アメリカ 上映時間:96分
監督:マリリン・アグレロ  脚本:パメラ・フォーク、マイケル・エリス
出演:ジェシカ・アルバ、ベイリー・マディソン、クリス・メッシーナJ・K・シモンズ
    ソニア・ブラガ、ブライス・オーファース
 
 この映画の出来もまた中途半端で最後まで観ることすら億劫なレベルだったけど、でも記録しておくべきことがあるとすれば、今までの彼女の役は、たいていおばかコメディのヒロインか、もしくはアクション系映画の脇役で娼婦系の役柄、または、迷走したサスペンスもののヒロインといったところだったけど、この作品では初めてヒューマン系のような作品の主人公だったというところでしょうか。
 
今まで、ジェシカ・アルバがヒューマンドラマのような作品に出ていなかったのは、こういう作品は演技力が問われるからじゃないだろうか。彼女の演技力は、この映画を通してみても、やはりイマイチだと思うから。
 
でも、この映画の出来が微妙だったのは、彼女の演技力がダメだったからではなくて、そもそもファンタジーなのかヒューマンドラマなのか中途半端だったからだと思う。突っ込みどころ満載で、見ているうちにげんなりしてきた。
 
突っ込みどころの例その1。なんで小学3年生の算数の授業が、「数字を体で表現する」なのか。“1”の数字の男の子は突っ立っているだけだし、小学3年生の算数レベルってこんなに低かったっけ??というか、アメリカがそうなの?私は、小学2年生で九九を暗記したのは覚えてるけど、3年生はどんなことをやったか忘れました。
 
例その2。いくら子どもの時の絵本の影響を受けたからとはいえ、自分や家族のことが嫌だからといって、斧を買ってきて自分の足を切断しようとするのは、あまりに非現実的すぎやしませんか。その斧を教室に持ち込み、結局子どもに斧を振り下ろされているし・・・。迷走しすぎ。
 
他にも突っ込みどころがありすぎて書くだけ時間の無駄です。
監督はこの映画をファンタジーに仕上げたかったに違いない。そう信じるしかありません。
 
この映画でかろうじて良かったことは、ジェシカ・アルバ以外の2人の俳優かな。
イメージ 3一人は、J・K・シモンズ
この人いいね。『レディ・キラーズ』にも出ていましたが、このジェシカ・アルバの映画でも、数字のネックレスをつけたユニークなキャラで出演していました。彼はいいアクセントになっていてよかった。
『JUNO』にも出ていたんやねぇ。
 
 
 
 
 
 
イメージ 2二人目は、クリス・メッシーナ。彼もいいね。
この俳優は、『それでも恋するバルセロナ』で恋人に裏切られているのに全く知らない純情な彼氏役で登場していましたが、その時は主演時間も短かったし、それほど印象に残らなかったけど、『ジュリー&ジュリア』の主人公の彼氏役でも見たので、今回の映画でもすぐわかりました。
やさしい感じの雰囲気が良かったし、この映画のこれまた変な役でしたが、うまくこなしていました。
 
 
 
 
 
そんなところかな。二人の俳優に気づけただけでもよかったか・・・。