前回に引き続き、大琳派展で特に印象に残った作品について書きます。
今回は、こちら。
この作品で描かれている場面は、
男が、位の高い女性と駆け落ちをして芥川という場所まで来たときに、
その女性が草に下りている露を(おそらく生まれて初めて)見て、
「あれはなあに?」
と尋ねている場面です。
男が、位の高い女性と駆け落ちをして芥川という場所まで来たときに、
その女性が草に下りている露を(おそらく生まれて初めて)見て、
「あれはなあに?」
と尋ねている場面です。
画像では、作品の細かい部分が一切わかりませんが、展覧会でこの作品を観たときに、
この女の子の顔と、「あれはなあに?」という言葉が、大変かわいらしくて、好きになりました。
この女の子の顔と、「あれはなあに?」という言葉が、大変かわいらしくて、好きになりました。
この絵を下地にして、美しい文字が書かれているのも、純粋にキレイだなぁと感じました。
俵屋宗達の作品や光悦の作品で、この作品のように、
美しい絵を背景にキレイな文字が書かれている作品がたくさん展示してあったのですが、
私は、この美しい文字が読めなくて非常残念です。
“書”というのも、日本の素晴らしい文化の一つですね。
美しい絵を背景にキレイな文字が書かれている作品がたくさん展示してあったのですが、
私は、この美しい文字が読めなくて非常残念です。
“書”というのも、日本の素晴らしい文化の一つですね。
このように“伊勢物語”や“源氏物語”を題材にして、俵屋宗達作と伝えられている作品が他にも多数あり、
その作品群を眺めていて、改めて“伊勢物語”を読んでみたいと思いました。
高校の古典でかじった程度ですもんね。
その作品群を眺めていて、改めて“伊勢物語”を読んでみたいと思いました。
高校の古典でかじった程度ですもんね。
ちなみに、この“伊勢物語図色紙 芥川”での歌はこちらです。
白玉か何ぞと人の問ひしとき
露と答へて消えなましものを