リフレッシュの時間

自分の思いつくままに、好きなことを書いています

2012ジャワ&バリ-その3-

順番が前後してしまいましたが、2日目に行ったジャワ更紗の工房。
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ジャワ更紗って手染めのものと、半分手染めで半分スタンプのもの(これをコンビネーションと呼んでいた)がありましたが、手染めは本当に一つ一つ手で色を点々と塗っていて細かい作業でした。
 
伝統的な色は、青色と茶色なんですって。
日本の藍染めみたいやね。作り方は違うけど。
 
伝統的な模様(モチーフ)もあって、王様がつける模様なども決まっているそうです。
 
 
 
 
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染めたり色を落としたりするのにお湯を使うらしいのだけど、実際に使われているのがこのかまどにこのやかん。
 
これには驚きでした。日本の江戸時代の風景のようです。
 
あとから考えると、これで驚いているようではまだまだ甘かったです。翌々日にたまたまガイドさんの実家(農家)を通りかかったので、実家に寄って生活を見せてもらったのですが、昔の日本の土間みたいなところが台所で、かまどで木を燃やして火が使われていました。
 
時が止まっているのでは?とも思えたけど、古き良き昔の姿をそのまま残していて、こういう生活もいいなぁと感じました。実際に今からこういう生活を始めるとなるときっと不便に感じるんだろうけど。でも、素朴で暖かくて、ホッとする雰囲気です。
 
イメージ 33日目は朝から車の中からジョグジャカルタ市内を観光して、王宮博物館に行ったのだけど、王宮博物館にあった料理好きの王様が自身で料理に使っていたコンロはこれでした。
展示のために赤い台に置かれていてこれはこれでアートみたいだ。
 
料理好きの王様の名前なんだったかな?
ムンクブウォノ9世でした。(9代目スルタン)
調味料として味の素を愛好していたそうで、博物館には味の素の塩やら調味料も展示してありました。
 
インドネシアって王様がいるイメージが無かったけど、実は今でも王様(スルタン)がいて、今は10代目のスルタンだそうです。スルタンは、ジョグジャカルタ特別州州知事を歴代して務めているんだって。
 
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こういう宮殿に住んでいたそうで、今の王様はこの隣の宮殿に住んでるとのこと。写真に写っている人物は衛兵。宮殿はオランダ風の造りです。昔、オランダが統治していたからその名残とのこと。
 
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イスラムの世界では、妻は何人でもよいから、8代目か7代目のスルタンは妻が40人いたらしい。
 
現代になってからは、何人もいるのはよくないという風潮になり、今の10代目スルタンも1人しか妻はいないそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
インドネシアの近代史は、オランダの侵略で植民地になったあと、大東亜戦争で日本がやってきて、オランダと戦ってインドネシアを統治下に置いたとのこと。それなら中国や韓国のように反日感情が強いのかと思いきや、むしろ親日なのは、その統治下の時代に日本軍がインドネシアのインフラを整え、オランダに迫害されていたムスリムを解放し宗教の自由を認めたり、インドネシア独立を後押ししたからのようです。(詳しくはwikipedia
 
現に、観光地を訪れた時に、私たちが日本人と分かるとその観光地に訪れたジャワ島の女子中学生から群がられて「一緒に写真撮っていいですか?」と言われたのが2回もあった。みんな小柄でかわいかったけど、日本人って人気あるんやな~と感じました。毎日中国で反日デモのニュース見ているだけに、嬉しいことですよね。
 
(つづく)