リフレッシュの時間

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『ハモンハモン』

ぺネロぺ・クルス出演の作品をいくつか見ましたが、記事にできていません。順番に。
これはぺネロぺの映画デビュー作。当時ぺネロぺは18歳。ティーンエイジャーとは思えない女性の色気でした。
 
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原題:JAMON JAMON / SALAMI, SALAMI / HAM HAM
製作年度:1992年 製作国:スペイン 上映時間:93分
監督・脚本:ビガス・ルナ
出演:ペネロペ・クルス、アンナ・ガリエナ、ジョルディ・モリャ、ステファニア・サンドレッリハビエル・バルデム
 
話は荒唐無稽なラブロマンスです。人間関係がほんとめちゃくちゃ。
映画の中の登場人物たちの話によると、情熱の国スペインでは、「ハモン」とは「豚の後ろの足」のことを意味するそうで、魅力的な女性のことを「ハモン」と呼ぶそうです。それで、ハム屋のハビエル・バルデムがぺネロぺのことを「ハモンハモン」と呼びまくり。愛、カネ、肉欲・・・それらが入り混じり、登場人物それぞれが欲望のままに行動した作品でした。
 
主な登場人物は、こんな感じです。
パブを経営する(娼婦の)カルメンアンナ・ガリエナ―夫が蒸発し、娘3人を女手一つで育てている。
その娘シルヴィアペネロペ・クルス―恋愛に夢を抱きながら、富豪の息子と密かな恋を育んでいる。
シルヴィアの恋人、パンツメーカーの社長の御曹司ホセ・ルイスジョルディ・モリャ―マザコン
ホセ・ルイスの母、パンツメーカー経営者コンチータステファニア・サンドレッリ―若いラウルを愛している。
単純明快なおバカなハム屋ラウルハビエル・バルデム―シルヴィアに本気になるが、金に目が無い。
 
彼らがもうめちゃくちゃな人間関係を繰り広げてくれます。信じられないことばかり起きますしねぇ。
その強烈な人物たちの中でも、やっぱりひと際存在感を放っていたのは、主演のぺネロぺでしょうねぇ。でも、私個人的には、ハビエル・バルデムの筋肉モリモリおばかキャラが一番面白かったです。彼の、ヤマハのオートバイをゲットした時の満面の笑みとそれを乗って喜んで飛ばしまくる姿が最高に良かったです。アホなんですけどねぇ。ハビエル・バルデムは当時23歳かぁ。若いですね。この若いときよりも今の方が断然いいですよ。
 
とまあ、内容的にはこんな感じのスペイン風ラブコメだと思います。
スペインはいろんな意味で「濃い」ね。サッカーも濃いわ。