リフレッシュの時間

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『NINE』

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原題:NINE  製作年度:2009年 製作国:アメリカ 上映時間:118分
監督:ロブ・マーシャル  原作:アーサー・コピット
脚本:アンソニー・ミンゲラマイケル・トルキン
出演:ダニエル・デイ=ルイスマリオン・コティヤールペネロペ・クルスジュディ・デンチ
    ケイト・ハドソンニコール・キッドマンソフィア・ローレンファーギー
 
このミュージカルは、フェデリコ・フェリーニの映画『8 1/2』をミュージカル化したものだそうです。
 
【主な登場人物】
カルラ:ペネロペ・クルス         リリー:ジュディ・デンチ   ステファニー:ケイト・ハドソン
クラウディア:ニコール・キッドマン  ママ:ソフィア・ローレン   サラギーナ:ファーギー
 
【あらすじ】  ネタばれなし
1964年イタリア。監督のグイド・コンティーニは、『イタリア』というタイトルの映画を制作することを発表したが、
そのストーリーが全く思いつかない。記者会見の時点で、脚本の最初の1ページさえまだできていない始末。
 
頭を悩ませ、記者会見から逃げ出したり、逃げ出した先で愛人と落ち合うなど現実逃避をしている。
 
数々の少年の頃の記憶が思い浮かぶ。浜辺のおんぼろの小屋に住む魔女と呼ばれるサラギーナ。
子どもの頃遊びに通っていた過激なショーの歌い手だったリリー。優しかったママ。
 
彼は映画だけでなく愛についても何も決められずだらしがない。
妻のルイザに、愛人のカルラ。女優のクラウディアには憧れ、ファッション記者のステファニーに誘惑される。
 
脚本がないことにトップ女優クラウディアが不満を言う。ルイザとの関係も悪い。
彼の『イタリア』はどうなっていくのか・・・。
 


【感想】
この映画は、劇場で見た方々が正解だと思います。
TVは40型の画面でブルーレイで見ましたが、迫力に乏しく、また内容が薄いため、十分に楽しめませんでした。
 
同じロブ・マーシャル監督の『CHICAGO』は劇場でも家でDVDでも見ましたが、どちらでもかなり良かったです。
それは『CHICAGO』が、話としても起承転結が明快で楽しめて、かつショーも良かったからなのでしょう。
でも、この映画『NINE』はストーリーが単調なので、音楽とダンス、衣装を堪能するものだと思います。
 
 
確かに、各俳優たちの歌、踊りはすごくよかったですこれこそ、女優たちの競演ですね
 
私が個人的に、気に入ったor印象が強かったトップ5は、
  (制作当時74歳ですよ!なのに、お年を感じさせない歌声。そして、この今を時めく錚々たるメンバーなのに
   この存在感・・・。さすがとしか言いようがないです。)
  (「ファッション」を掛けた彼女の歌・ダンス、彼女にぴったりはまってた。彼女自身が凄く楽しそうだった。)
 3.ぺネロぺ・クルス (ダンスがセクシー。歌唱力もあるし、とても体が柔らかくてビックリ。)
 4.ファーギー 
  (最も迫力があった。砂やタンバリンを使った独特のダンスで、登場したダンスで一番好き。)
 5.ニコール・キッドマン (『ムーラン・ルージュ』のときのミュージカルを思い出した。声がよく伸びています。)
 
エンターテイメントとして楽しめます。しかし、劇場で見なかったことに少し後悔が残ります。
実際にブロードウェイで見ても楽しめるかも。話の内容がとてもシンプルですからね。