リフレッシュの時間

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『グラン・トリノ』

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原題:GRAN TORINO  製作年度:2008年 製作国:アメリカ 上映時間:117分
監督:クリント・イーストウッド  脚本:ニック・シェンク
出演:クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、コリー・ハードリクト、アーニー・ハー、クリストファー・カーリー
 
男のための男の映画です。
DVD特典映像には車に誇りを持つ人たちのかっこいい車の映像がたくさんありました。
 
【あらすじ】
クリント・イーストウッド扮するウォルト・コワルスキーの奥さんの葬式。
離れて住む2人の息子たちとその家族は、ウォルト・コワルスキーを敬遠している。
彼は、頑固で保守的で、口が悪い。「現代」に理解を示そうとせず、息子とその家族とも打ち解けない。
人種の偏見もあるし、隣に住むアジア人のモン族の家族を、米食い人種と呼び嫌っている。
 
そんな彼が誇りに思っているものが、愛車の72年製グラン・トリノ
丁寧に車を磨き、そのピカピカの姿を眺めて、微笑む。
 
隣のタオはおとなしい青年で、いとこのギャングに絡まれるようになっていた。
ある日、タオとギャングとの騒ぎを、「うちの芝生を荒らすな」と銃を持ちギャングを威嚇したウォルトだったが、そのことでタオの家族は彼を感謝しはじめた。タオの姉のスーはウォルトに気さくに話しかけるようになる。
ウォルトも、彼らと次第に仲良くなり、居心地のよささえ感じるようになってきた。
 
一方で、ギャングのタオとスーへの嫌がらせはエスカレート。
暴力でボロボロになったスーの姿、泣き叫ぶ彼らの姿を見かねたウォルトは、重大な決断に迫られる・・・。
 


【感想】
渋くて、男のロマンを感じさせる映画でした。
とてもいい人とは思えないウォルトですが、その心の変化がよくわかりました。
頑固で誰とも打ち解けなかった彼ですが、彼自身が抱えた過去の悩み、トラウマ、それを消化していくように、
彼は彼の隣人たちとも打ち解けていきました。それとともに彼にもたらされる心の平穏。
 
最後の彼の決断には、彼の生き様を見せつけられたようで、感動しました。
ウォルト自身に、彼の愛するグラン・トリノのような渋さとかっこよさを感じましたよ。
 
イメージ 2この映画で、グラン・トリノという車を初めて見ました。車のことはよくわかりませんが、なんか、すごくかっこよく見えます。
 
フォルムがかっこいい。この渋い色もいいよね。ウォルトはこんなおじいさんです。
 
きっと車好きならたまらない映画かも。
こういう昔の車に愛着を感じて宝物にしている人たちの気持ちが少しわかった気がします。
といっても、私は普通の車さえ持っていませんが。
 
渋くてかっこいい車を愛する人、車好きの方にはお勧めの映画です。