リフレッシュの時間

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『セレンディピティ』

この映画、本当はクリスマスにアップするべきでした。奇跡を信じる男女の恋の話です。
 
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原題:SERENDIPITY  製作年度:2001年 製作国:アメリカ 上映時間:91分
監督:ピーター・チェルソム  脚本 マーク・クライン
出演:ジョン・キューザックケイト・ベッキンセイル、ジェレミー・ピヴェン、モリー・シャノン、ジョン・コーベット、ブリジット・モイナハン、ユージン・レヴィ、ルーシー・ゴードン
 
【あらすじ】
結婚を目前に控えたジョナサンジョン・キューザック。クリスマス前のニューヨークの百貨店の婦人雑貨売り場で、恋人にプレゼントを買おうと黒のカシミヤの手袋に手を伸ばしたところ、ある女性ケイト・ベッキンセイルと出会う。
 
彼女に一目ぼれしたジョナサンは、なんとか彼女を説得して、一緒にコーヒーを飲むことに成功する。そのカフェの名前は“セレンディピティ”。二人は意気投合し、ジョナサンは、彼女とこれっきり離れ離れになるのを拒否するが、彼女は、「二人が運命の相手だったら、もう一度出会うはずだわ」と、古本に彼女の名前と連絡先を書き、20ドル札にジョナサンの電話番号を書かせ、その古本を売り、20ドル札を使った。再びその古本を見つけ、20ドル札に出会ったら、二人は運命の相手だと言うのだった・・・。
 

【感想】
この映画、見るのたぶん3回目なんですけど、一つの映画でも見る年齢、時期によってこれほどまでに全く印象が変わるもんですねぇ。昔は、この映画に好印象を持っていたと記憶しているのに、今回見たら、「この女性、美人やけど、『運命、運命』って連呼してなんやねん?!」とか思ってしまいました。
昔に比べて自分が現実的になりすぎているのかもしれません。ジョナサンも、結婚式当日にフィアンセを捨てるなんてかわいそうです。しかも、フィアンセから結婚のプレゼントとして贈られた物がその古本だなんて、皮肉なもんです。フィアンセの気持ちに立ったらやりきれないです。
 
結局、この映画って、運命というより、二人が本気で相手を探し回ったから出会えたという感じがします。古本とか20ドル札とかは偶然ですね、でもその偶然を「セレンディピティ」と言っているわけですけど。
 
セレンディピティ」という言葉は、「偶然の幸運に出会う能力」を言います。
そういう意味では、この映画の登場人物はセレンディピティありますよね、たった一度出会っただけの相手をここまで思い、最終的に幸せへと繋げることができたのですから。
こんな奇跡的な出会いに夢見る人にはぴったりの映画かもしれませんね。
 
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(2023/12/26追記)
上記記事を読むと、3回鑑賞しているとのことなので、今回鑑賞4回目ということですね、今の感想を追記しておきます。
夢のようなストーリーですね。女性も夢見る少女ですね・・・。男性も当日に結婚式ドタキャンはどうかと・・・。あまりに酷い男です。花嫁の立場に立つとつらいです。
まともなのは、ジョナサンの友人の死亡記事記者でしょうか。
この話、主人公のジョナサンとサラにフォーカスしすぎていますが、周囲の人たちの様子ももう少し描いてほしかったです。ジョナサンのフィアンセは、再会する大学時代の女友達とどういう関係だったのか?ジョナサンの友人もユニークな人物なので興味があります。
ストーリーはイマイチなのに、なにか心惹かれてこんなに何度も観ているというのは、きっと、映像がきれいだったり、どこか、信じたいからでしょうね、「セレンディピティ」というものを・・・。夢見る少女でいたいですからね。