“僕らのミライへの逆回転”

ジャック・ブラック目当てで、“僕らのミライへの逆回転”を観ました。

原題：BE KIND REWIND　製作年度：2008年　製作国：アメリカ　上映時間：101分
監督：ミシェル・ゴンドリー
出演：ジャック・ブラック、モス・デフ、ダニー・グローヴァー、ミア・ファロー、メロニー・ディアス
　　　シガーニー・ウィーヴァー、アージェイ・スミス、マーカス・カール・フランクリン

この作品は、ＤＶＤジャケットと映画の内容がかけ離れていて、若干唖然としてしまいました。
いつものジャック・ブラックのはちゃめちゃぶりは見れたのですが、はちゃめちゃさ具合にかわいげがない、
というか、“スクール・オブ・ロック”や“オレンジ・カウンティ”のような面白いはちゃめちゃさではなく、
単に破壊しまくりのむちゃくちゃさで、あまり楽しめませんでした・・・。

ジャケットだけ見ると、『ミライ（＝未来）』という言葉から「ＳＦ要素も入ったコメディかな」
などと思っていましたが、実際の内容はＳＦ要素は全くありません。

簡単なあらすじは、レンタルビデオ屋の店員であるマイク（モス・デフ）と
その友達ジェリー（ジャック・ブラック）が、強い電磁波で消えてしまったレンタルビデオを
自らがホームビデオで自作自演で撮り直し、貸し出しする、という内容で、
その中でほんわかハートウォーミングなエピソードがあったり・・・というものです。

ジャック・ブラックの面白いしぐさや行動を期待していたのですが、破壊的行動ばかりでした。

意外や意外、ジャズにまつわるお話でもあり、音楽好きなジャック・ブラックらしいと言えば
そうなのですが、ジャズならジャズでもっと突っ込んだジャズのお話にしてほしかったです。

単純に脚本が甘いですね・・・伝えたかったと思われることが不明瞭で説得力に欠けます。
ジャック・ブラックらしさも活かせていなくて、残念です。

この作品、あまり見る意味ないですね。

他にジャック・ブラックが出演している“トロピック・サンダー”はどんな映画なんでしょう。
“トロピック・サンダー”もこんな感じで笑えないコメディだったらこれも見る意味ないですね・・・。

ちなみに、原題の和訳は『巻き戻してご返却ください』という意味だそうで、このレンタルビデオ屋の名前です。