原題:EAT PRAY LOVE 製作年度:2010年 製作国:アメリカ 上映時間:140分
監督:ライアン・マーフィー 原作:エリザベス・ギルバート
出演:ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコ、リチャード・ジェンキンス、
タイトル通り、ジュリア・ロバーツ扮するライターのリズが、イタリアで食べまくり、インドのヨガ道場で祈り、最後にバリ島で恋するという話です。
以下ネタばれあり
これ、世間では評判いいのでしょうか。確かにタイトルは爽やかで感じのいい雰囲気を漂わせていますが・・・。
このリズという人物に共感する女性が多いということなんだろうか・・・
私には、主人公リズが非常にわがままで自分勝手な女性に見えました。
(何不自由なく暮らしていたのに)一方的に離婚し、離婚するや否や年の離れた年下若手俳優と恋に落ち同棲。その若手俳優とうまくいかなくなると、彼の「一緒にいつづけよう」という言葉にも「無理だ」とメールで返信。
さらには、バリで知り合った男性から求婚されても身勝手な理由でいったん拒否、これは最終的には落ち着きましたが。あんな理由で拒否されたのに再び彼女を受け入れる包容力はさすがハビエル・バルデム。
基本的に友人のアドバイスにも耳を貸さないし、周りを振り回しながら自己満足の旅をしているだけのように見える。そんな彼女が最後には変わったと言いたいのだろうなぁ。果たして、本当に変わったのかなぁ。彼女のその後が描かれていないから、なんともわからないわー。バリとNYで遠距離恋愛を育んでいるのだろうか。
ジュリア・ロバーツが演じているから説得力に欠けるのかなぁ。これが、エマ・トンプソンとかだったらしっくりきて、「ああいい映画だった」と思えるのかもしれない。もしくは、この自己中心的で独りよがりの主人公をジュリア・ロバーツだからうまく表現することができたのか。
見ている最中も見終わった後も主人公に「いや~な感じ」が残ったのは私だけなのかなぁ。こんな主人公が「世界中の女性から共感されている」なら、私はだいぶん変わった人なんだろう。
ということで、人生すべてにストレスを抱いている人には旅のお勧めとなる映画だと思います。