リフレッシュの時間

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『THE 4TH KIND フォース・カインド』

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原題:THE FOURTH KIND  製作年度:2009年 製作国:アメリカ 上映時間:99分
監督・脚本:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチウィル・パットンイライアス・コティーズ、ハキーム・ケイ=カジーム、
     コーリイ・ジョンソン、エンゾ・シレンティ
 
この映画は、何なんですか?実話?オカルト映画?・・・なんか怖い話でした。
(一応「実際にあった事件です」と、映画の初めにミラ・ジョヴォヴィッチが説明していました。)
 
【あらすじ】  ネタばれあり
アラスカ州ノームという町に住む心理学者のタイラー博士(ミラ・ジョヴォヴィッチ)の夫が不可解な死を遂げる。
その死を解明すべく、タイラー博士は夫が行っていた研究を自分が継続することを決心する。
 
タイラー博士がノームの町に住む睡眠障害に悩まされている患者から話を聞くと、
多くの患者からフクロウが窓から自分を見ているという共通の体験に遭っている事実が明らかになる。
 
その証言をタイラー博士はビデオで記録しており、その本物のビデオが映画中に流れる。
タイラー博士本人も登場するし、その患者たち本人も登場する。
 
タイラー博士は催眠療法により、その不思議な体験の真相を解明しようとするが、その解明が進むにつれて、
催眠療法をした患者たちが、自分の目の前で不自然な行動・言動を起こし死んでゆく。
 
その不可思議な現象は、患者だけでなくタイラー博士の身にも起きていた。
数々の記録のために寝る前に自分の声を吹き込んだテープに、
体験した覚えのない自分の悲痛な叫び声と共に、第三者の意味不明な言語が記録されていたのだ。
 
その言語は、調べてみると古代のシュメール語であることが判明。
早速その分野の権威の学者にテープを聞かせ、その言葉の一部が解明される・・・。
 


【感想】
本当にこの映画は実話なんでしょうか、何なんですか、悪趣味なオカルト映画でしょうか。
本人が登場して話している様子では、本当の事にも思えるし、彼女が頭がおかしくなっているようにも思えます。
 
何より、本当の映像がかなり怖かったです。何しろリアルに起きている記録の映像ですからね。
 
一番驚いたのは、患者の一人が催眠療法に入り、タイラー博士が呼びかけるや否や物凄い叫び声を上げ、
空中に浮いたこと。
あの映像は何なんですか???
そして、人とは思えない声で、「研究を・・・、・・・・・・、中止しろ・・・・・・」といった旨を言っていること。
人間の科学では理解不能な知的生命体は、人間の研究を中止させたがっているんですか?
 
次に驚いたのは、タイラー博士自身の催眠療法で、その知的生命体が彼女の体を使って、
物凄い声で、「我は・・・・・・、・・・神である・・・」と言っていたこと。
どういうことですか??????
 
宇宙人が神なんでしょうか。神なんているのか?人間は宗教を作って宇宙人を崇めているということですか。
でも、宇宙人が神なら、いろいろと納得できるかもしれません。
神が作る世の中は、万物のものに平等に優しいのでなく、不合理で非道なことばかりだから。
宇宙人がやりたい放題しているということでいいです。
 
それにシュメール語・・・。
大昔に彼ら知的生命体がメソポタミアに住んでいたのか、それとも、
メソポタミアに住んでいた古代の人々が彼らの言語を習得し、共通語としたのか。
一体、どういうことなんでしょうか?5,000年も経っても彼らの言語はなんら進化していないのか。
 
とにかく疑問符だらけの気味の悪い映画でした。
タイラー博士のほかの博士も、患者たちやタイラー博士の気味の悪い体験をその目で見ており、
タイラー博士一人のたわ言ではないことはよくわかりました。
 
タイラー博士の娘が宇宙人にさらわれた様子も、警官が目撃していましたしね。
その様子の監視カメラの映像はぐちゃぐちゃになって映っていませんでしたが、
警官の真に迫った言葉が真実なんだろうとわかりました。
 
不思議なのは、彼らが、人の記憶を抹消したり人間より遥かにすぐれた知的生命体であるなら、
どうしてビデオや音声は消せないのかです。拉致している状況ではそこまで意識が回らないんでしょうか。
本当に意味不明な知的生命体です。こうして考えているとばかばかしく思えてきました。
 
ちなみにこの映画のタイトル「第4種」は、宇宙人との接触の分類で「宇宙人の拉致」を指すそうです。
 

最後に、私は知的生命体の存在は否定しませんが、この映画に登場する彼らがそうなのかはわからないです。
私は楽観的なのか(?)知的生命体は人間を拉致なんてしないと思うからです。拉致する意味がわかりません。