大津皇子(663年~686年)は、天武天皇の皇子。大柄で容貌も男らしく、漢詩・武道に優れ人望もあったが、天武天皇の崩御後一ヶ月も経たないうちに反逆罪で捕らえられ翌日処刑された。弱冠24歳。
神風の 伊勢の国にも あらましを 何しか来けむ 君もあらなくに
大伯皇女
こんなことなら伊勢の国にいたほうがよかったのに、一体私は何をしに都に帰ってきたのだろう、
あなたももうこの世にいないというのに。
特に二首目の「山を弟だと思って眺めることにしよう」というのが、
弟の死を悲しむ気持ちと、弟を大切に思う気持ちがよく表れていて好きです。
弟の死を悲しむ気持ちと、弟を大切に思う気持ちがよく表れていて好きです。
大伯皇女が弟亡き後に、弟として思った二上山を一度見てみたいです。