伝説『アーサー王』のモデルとなった人物を描いた作品です。
原題:KING ARTHUR 製作年度:2004年 製作国:アメリカ 上映時間:126分
監督:アントワン・フークワ 製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:クライヴ・オーウェン、キーラ・ナイトレイ、ヨアン・グリフィズ、ステラン・スカルスガルド、
スティーヴン・ディレイン、マッツ・ミケルセン、ジョエル・エドガートン、ヒュー・ダンシー
レイ・ウィンストン
監督:アントワン・フークワ 製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:クライヴ・オーウェン、キーラ・ナイトレイ、ヨアン・グリフィズ、ステラン・スカルスガルド、
スティーヴン・ディレイン、マッツ・ミケルセン、ジョエル・エドガートン、ヒュー・ダンシー
レイ・ウィンストン
『アーサー王』の伝説は、子どものころディズニー映画『王様の剣』で知っていた程度でした。それも覚えているのは「この剣を抜くことができた者は王となる」といわれる剣をアーサーが抜いたという場面だけ。
今回、『アーサー王』の伝説とはなんだろうとこの作品を観てみました。
今回、『アーサー王』の伝説とはなんだろうとこの作品を観てみました。
3世紀、アラビアからブリテンまで勢力を広げたローマ帝国。
ローマ軍は、騎馬技術の発達した地域“サルマート”を支配下に置き、その地から青年を従軍させ15年の兵役を課しました。彼らは「サルマートの騎士」と呼ばれ、世間に名を轟かせました。
ローマ軍は、騎馬技術の発達した地域“サルマート”を支配下に置き、その地から青年を従軍させ15年の兵役を課しました。彼らは「サルマートの騎士」と呼ばれ、世間に名を轟かせました。
アーサーは、非常に先進的な考えたかの持ち主で、「自由と平等」を愛しそれを理想に掲げていました。
したがって、ウォードに対しても、今までの恨みがあるものの、むやみに殺すことをせず、殺すときは自らの命が危ういときのみだったのです。
したがって、ウォードに対しても、今までの恨みがあるものの、むやみに殺すことをせず、殺すときは自らの命が危ういときのみだったのです。
そのような考え方から、アーサーは、指揮官でありながらも、騎士たちを部下とは見ておらず、円卓で(上座・下座関係なく)彼らとともに座り、同志として対等に接していました。
そんなアーサーの騎士たち、ランスロットらが15年の兵役を終えようとしていたとき、司教から、最後の任務として、命を落としかねない重大な任務を課せられます。それは、サクソン人がブリテンの北部に侵入しつつあるにもかかわらず、そのブリテン北部から、アーサーとたった6人の騎士たちで、いずれ教皇になる可能性のある少年アレクトを守り、ブリテンの南へと連れてくるというもの。その地に行くまでにウォードから襲われる上、サクソン人との戦いも避けられない、という非常にリスクの高い任務でした・・・。
【感想】
なかなか面白い作品でした。
特に気に入った場面は、サクソン人の200人もの軍が追ってくる中、ブリテン北部の司教とその住民らを連れて山越えをし、凍った湖の上を歩いていかねばならないときに、氷が割れそうなのを見て、ここで戦おうと決断した場面です。
200人対7人で、どういう作戦で戦うのだろうと期待していると、期待通りのハラハラする戦い方、かつ、現実的な方法で、観ていて楽しかったです。どんな策だったかと言うと、氷の上を行進してくる大軍の正面に立ち、大軍の両端をめがけて矢を放っていくというものです。大軍は慌てて軍の真ん中に寄ろうとして、重さで氷にひびが入ります。しかし、ひびが入っただけで割れず、結局、仲間の一人が敵軍の放つ矢の中、命を投げうって、両軍の間に走っていき、斧で氷を割ろうとしました。彼の献身的な行動には少し感動しました。
キーラ・ナイトレイは、ウォード民族の部隊長の娘かなんかで、グウィネヴィアという名前の女性役でした。
アーサーは、サクソン人を退け、のちに、ウォードと和解し、ブリテンを統一します。
そのときに、グウィネヴィアは、アーサー王の妻となっていました。
アーサーは、サクソン人を退け、のちに、ウォードと和解し、ブリテンを統一します。
そのときに、グウィネヴィアは、アーサー王の妻となっていました。
キーラ・ナイトレイはそんなに好きじゃないんですが、やっぱり彼女を起用するのは人気があるからなのかなぁ。
この作品中、グウィネヴィアは、女性にもかかわらず先頭に立って敵を倒しに行っていて、全員男しかいないのに、まるでジャンヌ・ダルクでした。ちょっと無理があるのでは・・・。まあ、その点だけ目を瞑れば、大体の流れは良かったと思います。
この作品中、グウィネヴィアは、女性にもかかわらず先頭に立って敵を倒しに行っていて、全員男しかいないのに、まるでジャンヌ・ダルクでした。ちょっと無理があるのでは・・・。まあ、その点だけ目を瞑れば、大体の流れは良かったと思います。
アーサー王が今伝わるように「伝説」となったわけがおおよそわかりました。
また、『アーサーと円卓の騎士』と呼ばれているわけも知れたし、それにアーサーの持っている剣が聖剣『エクスカリバー』で、それもなるほどなと思いました。
アーサー王の騎士たちにもそれぞれ特徴があるようで、調べてみるとかなり興味深いです。
この作品はアメリカ映画だけど、舞台がイギリスなので、メインの俳優はイギリス人俳優で揃えていました。
ヨアン・グリフィズという俳優も、ジェシカ・アルバが出演している『ファンタスティック4』に出演しているのでてっきりアメリカ人かと思っていたら、実はイギリス人でした。
ヨアン・グリフィズという俳優も、ジェシカ・アルバが出演している『ファンタスティック4』に出演しているのでてっきりアメリカ人かと思っていたら、実はイギリス人でした。
やっぱり、それぞれの国にはそれぞれ容姿の特徴が多少はあると思うので、イギリス人俳優でよかったです。