まずは、イスタンブルからご紹介しようと思います。
私がイスタンブールに到着した日は、ラマダン(断食)が始まった日でした。ラマダンは、日の出から日の入りまで一切の飲食を断つもので、食べ物だけでなく、水や煙草も禁止され、日没後から日の出までに一日分の食料を取るそうです。
ただ、トルコは厳格なイスラム教国家ではないため、トルコ国民全員がラマダンに参加するわけではなく、イスラム教徒でも、ラマダンに参加する人と参加しない人がいます。現に、私が旅行中に出会ったトルコ人(ガイドさんや運転手さんなど)では、ラマダンに参加していない方も結構いました。
ラマダンの期間は一ヶ月間ですが、ラマダンで日中営業しない飲食店もある一方で、日中も夜中も(ラマダン参加者は夜中に食事するから)つまり24時間営業する飲食店もあり、観光客にとっては食事する上で、多少のラマダンの影響はあったかと思います。ただそれで不便だったことは全くなかったです。
こちらは、イスタンブルの象徴的存在のブルーモスクです。正式名称は、スルタンアフメト・モスクといって、オスマン帝国のスルタン・アフメット1世により1609年から1616年の7年間に建造されたモスクです。
通常、モスクにはミナレット(尖塔)は4本らしいのですが、このブルーモスクには珍しく6本のミナレットがあります。
このミナレット、何のためにあるかというと、礼拝時刻を知らせるための鐘のような役割を持つのですが、現在は、スピーカーが設置してあり、一日5回の礼拝時刻ごと大音量で礼拝が放送されていました。礼拝の時刻にこのミナレットの真下にいたら耳がガンガンするくらいの音量です。
このミナレット、何のためにあるかというと、礼拝時刻を知らせるための鐘のような役割を持つのですが、現在は、スピーカーが設置してあり、一日5回の礼拝時刻ごと大音量で礼拝が放送されていました。礼拝の時刻にこのミナレットの真下にいたら耳がガンガンするくらいの音量です。
そもそも平日でもお構いなしに一日に5回も大音量の礼拝が放送されるなんて、日本では考えられない光景でした。
ブルーモスクの中はこんな感じです。
ステンドグラスと内部の青いタイルが有名だそうで、このモスクは天井近くまで窓が作られたので、通常のモスクよりずっと室内が明るいそうです。
このブルーモスクの近くにあるのがアヤソフィアです。
ブルーモスクが、17世紀初めに建てられたのに対して、アヤソフィアは360年に東ローマ帝国のコンスタンティヌス2世により建造されました。キリスト教の東西分裂後は、ギリシア正教の総本山だったそうです。その後オスマン帝国によりモスクとして利用されたそうです。
ブルーモスクが、17世紀初めに建てられたのに対して、アヤソフィアは360年に東ローマ帝国のコンスタンティヌス2世により建造されました。キリスト教の東西分裂後は、ギリシア正教の総本山だったそうです。その後オスマン帝国によりモスクとして利用されたそうです。
こちらも入館しようと思っていたのに、訪れたのが午後だったためか観光客の長蛇の列に入館を断念しました。
イスタンブルは、日本の首都である東京とは比較にならないほど歴史の古い街で、旧市街は石畳みの道が迷路のように入り組んでいて、急な坂の多い街でした。ローマ帝国やビザンティン帝国、オスマン帝国の首都だった都市です。
他に訪れた観光スポットは、次の記事に続きます。